たまたま当社の看板が目に入ってご来店のホテルのオーナー様。偶然が長い付き合いの始まりになるのです。
最初の思惑は、「台風被害で雨漏り酷くなり使えないチムニー暖炉の代わりに薪ストーブを設置できないか」でした。
しかし薪燃料の大変さは重々承知・・・・・・・・それで最初に目にとまったのは、当店でデモ用として焚いている薪とペレットの兼用ストーブ「AKIMIX」だったのです。
しかしホテルとして必要頻度を聞いてみると・・・・・・一番必要なのはダイニングだというのです。こちらのホテルは、にごり湯で有名な日光湯元温泉、その湯と湯船が一番の売りですが・・・・・。次が高原や源泉を見下ろせる食堂からのロケーション。冬は一面の銀世界が見える一面ガラス貼りの食堂なのです。
設計意図は当然です。ただし・・・・・・標高1600mですから、日が暮れれば即マイナス10度の環境ですから当然食堂は冬季は「寒い寒い」。足元に小さなファンヒーター2台、中央に大型灯油ストーブ一台・・・・それでも寒い夕食タイムになっているとか。
加えて肝心の暖炉はロビー部分にあり。この前には2mもスペースがなく、すぐに壁!!!!正面から炎を楽しめるのはせいぜい2名、というレイアウト?????とか。暖房のため暖炉のすぐ脇に大型石油ストーブが鎮座!!!!この設計は???はあ???。
漏水対策のため、目張りされた暖炉です。オーナー様もう直す気は鼻からありませんでした(暖かくないし、多くの人から見えないし・・・。
色々お聞きしても・・・・・・・えーい!現地見たほうが早いわ、と現地調査へ向かいます。
オーナーの苦悩が分かりました。
中略
現場を見るのが一番早いね・・・・・・・。
で私の処方箋というか提案は・・・・・。
「食堂とロビーにペレットストーブ2台導入!!!!」というものでした。
オーナー様と少数ヘルパーで切り盛りするプチホテルには、薪の調達から燃焼、薪の追加まで、つまり単純に「薪を燃やす」ということさえハードワークになるのです。
ホテルを長年女手一つで切り盛りされてきた方。私の提案に最初驚かれていましたが・・・・・さすが経営者、私の提案の意図を、ものの10分ほどで了解していただき採用となりました。
食堂には、タイマー点火も自在だし、設定温度で自動で燃えるストーブを。これで燃料さえ充填しておけば、温度選定など無しでノータッチで燃えるイタリア製エデルカミン製を提案。これは賄い側の負担軽減の意図が大きいです。
ロビーには、着火剤を使うマニュアル点火だけど・・・・当社が扱うペレットストーブの中でも、一番木が燃える炎に近い(もっとも美しく自然の炎に近い)のさいかい産業RS-4を選択しました。少々手間はかかるけど炎を夕食後のくつろぎタイムで楽しんでもらうためです。左にはお役御免となり近い将来撤去予定の暖炉。
ランキングポイントアップのため記事が参考になったなら、テラ銭代わりに下のバナーをクリックしてくださいませ。毎度のご協力お願いします。
コメント