震災復旧 石塀門柱積み

WORKS
 今日は震災で、倒れた大谷石塀と門柱の復旧工事。
 何もないところに石を積むのは簡単。この類の工事が大変手間がかかるのは・・・・・。
 大谷石と一言でいうけれど、かつてはいろんな石工が意匠を施して、化粧を施している。だからよーく見ると、家によってその目地や表面の装飾が微妙に違う。
 
 現場の崩れた部分。欠けた部分、角の部分。そうした補充する石の採寸がまず大変。次にその意匠がわかるように写真に撮って、加工場に指示するのがまた大変。
 
 昨日から積み直し始めているのだが・・・・・やっぱり勘違いや指示間違い等々で合わない部分が出てきてしまった。
施主様からは、細かいところは良いから、とお許しは最初から頂いているのだが。どうせ直すなら現況になるべく近づけて直す、という私のプライドがある。
 
倒れずに残った一本の門柱も、素手でバラバラに分解できました。
鉄筋コンクリートを真ん中に打ちたす。それだけでなく、すべての石材を鉄筋で結束して修理。今度は倒れない! はず。

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