大笹牧場という旧今市市ではもっとも集客数が多い牧場がある。
栃木県の酪農連が運営する幼齢牛の育成牧場なのだが、観光スポットとしても有名である。此処は日光連山の東端赤薙山の北東面で、標高は１２００－１４００ｍ位に位置しているから当然冬は雪に被われ気温も低い。
ここの取水水道施設の防御ネットが破損しているので、見てほしい、との依頼で出かけてきた。
ネットの貼り替え・・・・・と言われたのだが・・・・・一見 直せるような状態ではなかった。ネットだけじゃなく支柱も、胴縁も曲がっていないものは数えるほどしかない。
斜面が崩れて、基礎ブロックさえ、何本も浮いている状態なので、内側に小さくネットフェンスを更新するしかないのだが。土留作業もしないと、また崩れてしまうのは自明のこと。
それにしても、凍害、そして大雨・大雪 それだけじゃここまで壊れないだろう？？？？？
そのことを牧場長に尋ねると・・・「実はここも放牧場の一角なんです。牛が基礎ブロックの周りの草を食べ、また前足で引掻いたり。体が痒いとフェンスにこすりつけたりするんです」
「・・・・・・・・・」
それなりに難しい工事もこなしてきた、と自負はあるのだが・・・・・・・。
牛の体当たりに耐えるフェンス設置工事というのは・・・・・・・やったことも考えたことも・・・・なかった・・・・・。
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