友へ

 君と連絡がつかなくなってもう2年近くなるだろうかね。

 15年間も一緒に山やスキーや釣りに行ったのが遠い思い出になっている。
 何が君をそうさせたのだろう______。私にはわからない。
 シツコイくらいメールや電話もかけてみたけれどダメだったね。
 今年は留守宅に自家製野菜も何回か届けてみたけど連絡は無い。
 意を決して,平日の夜に訪問した事も3回あった。昼の留守宅は鍵がかっていないのに、電気ついている部屋は鍵がかけられ応答は無かったね____寂しいよ____。
 私は,こんな性格だからあまり友人付き合いを増やすのは、得手ではないのかもしれない。こんな私だから嫌われているかもしれないけれど____。私だけでなく誰とも付き合いをもってないようだね。
 どうして良いのかわからない。本当に____。
 こうした私には方策が無くて_____。稚拙かもしれないが、最後の呼びかけ,と思って 年賀状を書いた。
 「今度入院して手術をする。手助けして欲しい事があるんだ、連絡ください」と書き添えた。
 でもなしのつぶて、だった。
 奴は何を思い生きるのか。
 そして私も何を励みに生きて行くのか。
 あー重い。
 くよくよ悩まないのが信条だ。 めげても、沈滞しないのがポリシーである。革命的な展開が必要かもしれない。

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