現役水車は今日も廻る

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 当地は扇状地なので、水には恵まれている。
 また昔から、材木の生産地であったので、何処へ行っても杉の植林地が広がっている。
 
 それで、杉の副産物として、杉葉を使った線香作りが伝統産業である、否 であった。
 
 私が小さい頃は、周りに線香工場があって、同級生や先輩に3軒も線香工場を営業していた者がいたくらいであったのだが・・・・今はその多くが廃業している。
 
 杉の枝を払ってきて天日に干し、乾燥させた葉を粉に挽く。その動力としてこれまた豊富な水資源を利用した水車が使われた。
 
 杉などの構造材は、定期的な間伐と、枝打ちが必須なわけで。こうして出た葉は線香に、枝は燃料になった。加えて杉皮は屋根材にも使われているから、まったく無駄なものはでなかったわけだ。
 
 こうして各地にあった水車小屋は、その多くが今やお役御免になり、程度の良いものは、市内にある「水車公園」に展示されてかろうじてお役に立っているが、現役で頑張っているのは、私の知る限りは写真の一機のみである。
 
 
 
 
 
太陽光や風力など自然エネルギーが注目だが、曇ったり、無風なら発電しないエネルギーはどうなのか?と思っている。その点水車は24時間発電可能。
 
 私が用水の畔に土地をもっていれば、水車発電プラントを作るのだが・・・・・・。

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