ログハウスのメンテナンス

LIFE

 私も平均的日本人であるから、4年前に作った自宅は、和風とも洋風とも見える、いわゆる折衷型である。どちらかに見てもらおうという意識はないので、どちらでも良いのだが。

 面白い事に、訪れる人それぞれに、和風建築ですね。とか洋風ですね。と見立てが分かれるのだ。

 そのように分かれる理由は自分では柱と、桁、梁にあるのだ、と理解している。

 実は長いこと、建てるならログハウスと夢見ていた。しかしいざその段になって、建築用に使うならとタダ同然に杉の立木を譲り受けたのだが、フルログで建てるには数量が足らなかった。

 そこで洋風、ログハウス風に言うのなら「ポストアンドビーム」工法というのだが、その名の通り柱と桁にログを見出しに使う図面を描いた。このまま進めば、多くの方が洋風のログハウスと見てくれたのだと思う。

 しかしながら依頼した大工が嫌がったのだ。つまり丸太と丸太では組み込むホゾやノッチの加工手間が大変にかかる。それはつまりコストアップを意味し・・・・予算がないこともあって、私の方で、仕事がしやすいように、柱を丸太で行くことは譲れなかったけれども、桁や梁を丸太から角材にするように設計を変えたのだ。それでも腰下壁には角に挽いたログを回している。

 こうなると、柱と桁が表から見える、所謂真壁の在来工法造り、と見えてしまっても仕方が無い。何が何でもログとか、純和風の真壁にこだわりました、とかそうした思い入れは薄いので、どちらでも良いのだ・・・・・。

 そんな自宅だが、工法の見立てより大切なのは、無垢材が外壁の一部として表出しているという点。日本家屋がそうであったように、無塗装でも、相当年数そのままでも持つのだが、少しでも耐久性アップと美観を保つために塗装を掛けてある。その塗膜が、日の当る南側が紫外線により劣化し始め、雨水の飛沫がかかりやすい部分はカビなのか、黒い斑点が出てきた。

 4年か・・・・、意外に短かったが、再塗装しなければならないようだ。塗るだけなら簡単だが、ある程度古い塗膜を取った方が、仕上がりが綺麗のようで、それがどの位かかるかなあ?。

 今年は年末までにその作業をしようと決めた。来月の日曜日はそれで終わりそう・・・・。

 

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