全般的に不景気なのだが、ここ数年活況を呈している個人商店がある。
天然氷を作り、それをかき氷として店頭販売している店である。それは冬でも行列ができることがあるくらいだ。
マスコミやネットでの評判が評判を呼び、話題の店になっている。
今年の冬に紹介した氷屋は、廃業寸前だった施設を有志達で、再興しつつある試みである。
ここの大将は、霧降高原でカフェやレジャー施設も経営している。GW最後の5日に近くを通ったので、女房・次女ともに、味わってみることにした。場所は霧降高原チロリン村。
此処のかき氷は、800円!。と値段だけを見るとびっくりする。しかし食してみれば、その内容に納得した。
高野フルーツパーラーにでも行った気になる。
さすがに天然氷にかけるシロップは、毒々しい色のついた市販品など使っていない。
イチゴやブルーベリーなど、地場産のフルーツを煮込んで作るジャムというかフルーツソースが使われている。
イチゴと抹茶小豆をオーダーしたが、小豆も缶詰品ではなく、大納言豆を煮込んだものが使われていた。
まるでベールのような極薄にスライスした氷が重なり、見ただけで普通の氷と違う。
口に運べば、
一口でわかる人工氷との違い。
ふんわり、まるで粉雪か綿菓子がそのまま氷になったようなまろやかな食感。
そして「痛くない」優しい冷たさ。ちょっと表現し辛いが、通常のかき氷は半分も食べれば、鼻腔の奥や舌が痛くなってくるのだが、そんなことは一切起こらないばかりか、氷など滅多に食べず取り立てて好きでもない私が、なんともう一杯お代りしたい気持ちになってしまったのだよ。
うーん。さすがに天然氷。まだ食していない人、日光に行った方は必ず食すべし。
氷屋の屋号は「氷屋・徳次郎」 場所は、「霧降高原・チロリン村」です。日光駅から霧降高原に向かい、5km位。美味いぞ。
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