常連さんならお馴染の日光湯元温泉最奥の温泉宿からまた電話が入った。
今度は露天風呂の、排水栓が壊れたという。
女手だけで旅館を切り盛りする一家の完全に信頼を得たわけで・・・それ自体はありがたいことだが・・・なにぶん片道1時間の雪山道の奥である・・・。
電話で状況を聞いても、全然わかりません。
それでは、と。FAXで絵を描いて送ってください、という。
送られてきた絵を見ても????わかりませんでした。
結局栓を持って来社する、ということになり、先週見せてもらいました。
八方代換え品を探したりしましたが、私の結論としては
1、排水栓を受け台部分も含めて新品に交換する。 工事代金約4万円
2、栓中央の鎖を止めている部分が壊れてしまったので、他の栓をからその部分だけを使ってとりあえず直す。加工賃と部材約4000円
を提示しました。
2で行く。となりまして、思った以上のピッたしの部材が見つかり、昨日再生しました。
本日無事取りに見えましたが、ここでまた相談が・・・・・。
この栓は、露天風呂の中ほどについていて、抜くのに、引っかけ棒で手探りして苦労している(泉質が白濁した硫黄泉である)何か良い方策はないか?。
排水栓というのは、チェーンがついていて浴槽の縁になんかに、アンカーをつけてそこに繋いでおくのが一般だ。
しかし白濁湯だからチェーンが長いと体に引っかかって抜けてしまう恐れがあるわけだ。
しばし思案橋・・・・・。
浴槽の外に繋ごうと、思うから難しくなる。かえって客がわかるように、チェーンの先端に浮きをつけて浴槽の中央に浮かべておいたら、どうか。と提案。
あッ!そうか。と納得、早速やってみる、と喜んでお帰りになりました。
一件落着です。
写真は、太い金具に付け替えられて再生された排水栓。上は、緩んで抜けて使えなくなった本来の金具。右上は、土曜日満室なので、どうにか栓を使いたい、と相談され。
ならば、抜けないように、表のリングから麻紐を穴に通して、後で五円玉の穴を使って止めたら、というアイディアを実行した名残。二日温泉につかっていただけなのに、銅銭は真っ黒に変色していた。
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