先週末。床下蓄熱暖房の工事が行われた。
常連さんにはお馴染みの部材だが、また宣伝させていただこう。
基礎の土間コンクリートの中にヒーターを埋設し、深夜の一番安い電力で蓄熱。その予熱で一冬中家の中全体を暖める、という特許システム。
コストを初め、あらゆる点で、もっとも優れた暖房システムだと思っている。
宣伝文句はいくらでもあるのだが、5回冬を過ごして思うのは、「暖かさの質」が違う、という点。
ヒートショックというが、家の中で温度差が殆ど無い。また温風が吹き付ける不快さもない。局所的に暑くなる床暖房のような不快さもない。結露も無い。
この遠赤外線暖房、というのは本当に身体に優しい。
我が家を冬訪れる客は、その心地よさにびっくりして、そして最後にこう言うのだ。
「こんな暖かい家に住んでいると、人間身体が鈍って弱くなっちゃうよ」
アドバイスというかやっかみ、というか。 まあその実、私もそうした傾向はあるのかも、と思っていたのだ。
しかし、さにあらず。この家に住んでから明日でちょうど5周年。この間家族は殆ど風邪を引いていない。次女にいたっては中学校いまだに皆勤賞である。
暖房のせいで、と直接結び付けられるものでもないが、間接的な効能はあるような気がしている。
温泉と家庭の風呂の違いは多くの人が感じることだし、敏感な方は、薪とボイラーで沸かした湯の違いも感じ取る。お湯でさえ、質が違うという事実。
それ以上に、この遠赤外線暖房というのは、暖かさの質が違うと思う。
実際。肩こり持ちの女房は、この暖房のスイッチを入れると直ってしまう。
去年の暮れ、あるペンションへ家族で泊まったのだが、エアコン暖房のその部屋で全員翌朝には喉を痛めてしまった。
「家の方が快適だね」家族3人の一致した意見。
もうひとつの我が家の暖房、薪ストーブも、鋳鉄からでる遠赤外線効果が高いといわれている。蓄熱暖房だけで、薪ストーブは無くても過ごせるけど、やはり火を見て暮らすというのは外せない要件だったので。
寒い日光だが、この暖房の組み合わせはベスト だね。
コメント
遠赤外線暖房と言うのですか?通常の床暖とは少し違うようですね。部屋のあったまるのでしょうね。すばらしいです。
床暖とは違います。床は23度位までしかあがりませんが、24時間一定しています。それで我が家ではスリッパはありません。
ここ心地よさは、言葉や文章では伝えられないのが残念です。