この処タイルの補修工事が多くて、「凍害」の話題は何度か書いているけど。凍害はタイルばかりの害ではない。「プレハブのスチール物置」も要注意の案件である。一見凍害とは関係のないように思ってしまうところが落とし穴で、結構事故が多いのである(使えるけど傾いている・・・・残念)。
当地は毎日マイナス6-7度に下がり、また土質が水を含み易い黒土であるこもあって、霜柱ができやすい。地面が凍って膨れると上のものは押し上げられてしまうから。家の基礎は凍らない、と思われる深さまで土を取って含水しない砂利を入れ、コンクリートで土台を作る。というのは誰でもご存知。
なのに、物置となると、どうしてそれを忘れてしまうのか????。ホームセンター受付の物置工事は、そうした基礎部分の価格は入っていないから、建ったと思っても、大切な基礎部分は、ブロックを地面に置いただけ、というのが一般的。
当社はこの地で、造作を請け負っていて、そんな「手抜き」は出来ないし、ネガが出ればすぐに批判されてしまうから、その部分のコストを説明して(HCより高くなっても)施工するようにしている。
ビフォア 物置予定地 根っこがあります
アフター
根っこは抜かねば、腐って空洞になってしまう。土を掘った所も柔らかいので、まず水を打って締める。それから砕石を入れる。最後にコンパクターを使って全体を締め固める。
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