樹脂フェンスはセミオーダー施工

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フェンス工事は、視線を遮りたい、という要望が3分の一くらいでしょうか?。

そうなると必然的に、目隠し要素が多いパネル、ということになります。

しかしアルミの形状フェンスは通常高さ0.8m、1m、1.2m というのが規格品なので、「それじゃ高さが足らない」ということも多く、そうした場合「2段重ねる」という作戦もとれます。

しかし目隠し要素の高いパネル、というのは風圧も受けるわけで、それが重ねて高くなる・・・となれば、相当丈夫な基礎を作らないと持ちませんから非常にコストが高くつきます。

昔ならブロック塀が「完全に」目隠しにできますが・・・・・人間の身長より高い位置まで積み上げるのは通常「違法建築」になりますので正式にはできません。

最近流行りの樹脂フェンスは、パネル形状でなく、板材つまり部材を現場で組み付けて、つまり大工さんが板を切って釘で止めるように工作しますので、高さや目地幅などセミオーダーで自在にフェンスが作れます。

例えば、今回の作例だと、テラスに立った時に、歩道を歩く人や車道を走るドライバーの視線を遮りたい、という対象がはっきりしていました。

そのために必要な高さ(上端も下端も)決めてそのサイズに合わせて作ることができます。

 

 

この樹脂フェンスは、色をミックスしたり、幅の違うものを組み合わせたり(今回もボーダー形状を2列いれています)デザインでもオリジナリティーをだせることもポイント高いです。

目隠し、という方はほとんど全員が目地は極小かゼロにしてくれと、おっしゃります。

目地が1cmでも3cmでも遠目には大差ないのです。フェンス面に顔をくっつけて覗けば・・・・・・・逆いえば1cmでも3cmでも中は見えます。

潔癖に「見られたくない!」という方の要望ですから「それじゃ1cm目地でやります」とは答えますけど・・・。

実は住む人の気持ちだけの問題で、目隠しが完全になるわけではありません。

↓の写真の奥の曲がりの部分。壊すわけにいかない用水部品がありまして、柱を不等ピッチにして避けました。アルミの形状フェンスだとできない芸当なんですね。

 

弱点はプラスティックなので、野球やサッカーのボールが当たれば、衝撃で割れます。元気なお子様のいる家には向かないかもです。

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