ストーブ屋のプロって何なのよ

STOVE
 外構にリフォームにストーブ・・・・・・etc。

 週末はストーブ設置工事。昨日はブロック積にフェンス工事。そして今日は風呂のタイル補修・・・・・。お陰さまで毎日違う仕事をしていて飽きなくて良い。

 私の見識や助言が人様のお役に立てることが、プライドを持って仕事ができる動機づけになっているわけだけど。
 実は「専門家」として一番浅薄な引き出ししかないのが「ストーブ事業」である。というかストーブ屋って、どこがプロなのよ、と思っている。専門性に深みがない。煙突の設計は少々難しい・・・・。が出来てしまえば、ただの焚き火を燃やす箱である。

 私の小学生時代は、薪風呂を焚きつけるのが仕事だったし、夏は毎日川で魚突きとそれを焼いての昼飯だった。正月前の餅つきのもち米蒸しなど釜戸が身近にあった。野営して日本中歩いた位だから「火を燃やす」というのは、特技でも何でもない。私より上の世代は大抵そうだったはず。

 しかし暖房や調理に火が無くなり、いつの間にか火は危険で、特殊な箱や技能が必要となってしまった。
 今ではタバコさえ、火を使わない。火を捨てた世代に薪ストーブを売るわけだから、ストーブ「専門店」が必要となっているのだろう。

 ストーブユーザーが増えていることもあって、薪をサイドビジネスで売る方も増えているみたい。しかし・・・・・春にストックがそれなりに無くなって、春に割ったものが、そのままストックに収まって・・・・・て、乾燥期間半年かよ・・・・。
 
 幾らで売っているのか知らないが・・・・そんな「生」薪。良く燃えているのか、ダメなのか、小学生のオイラにもわかることなんだが、ユーザーは気がつかずに燃やしているのだろう。だから「専門店」が要るのか????。

 専門店の端くれとして、「良い煙突」は必要とアドバイスするけど・・・・もっとも大事なことは「薪の乾燥」!一にも二にも乾燥です。生木燃やして良いことないですからね。
 当店の薪は二度夏を越したもののみ、販売しております。一番上の棚は色からして濃く焼けている3年ものだ。コナラだと3年乾燥させたいもの。ビンテージ級で、割増で売りたいくらいだ。

コメント

  1. ihatov-farmer より:

    はじめまして。
    薪ストーブについて調べているうちに貴ブログへたどりつきました。
    当方、新築時の薪ストーブ導入を目指しており、地元工務店や、そこからの紹介あった薪ストーブ屋さんと打ち合わせしましたが、それぞれが偏った知識や経験からの話も多く、悩みのスパイラルに陥っていました。
    そんな折に、こちらにたどりつき過去記事なども読ませていただき、様々な疑問が解き明かされ、腑に落ちました。
    当方、
    1階23坪、2階12坪 ほどの床面積で、
    盛岡市程度の断熱性能、ダブル(トリプル)ガラス樹脂サッシ 目指したいです。
    蓄熱型薪ストーブは、ティッケルヒーターなども検討しましたが、予算と折り合わず、
    ハースストーンのヘリテイジ、フェニックス、キャッスルトンあたりを想定しておりました。
    工務店さんは、「今の住宅は断熱もいいから、もしかするとオーバスペックかもしれません。詳しくはストーブ屋さんと相談して」とアドバイスされ。

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