昨日の続きです。現場の転石を使うこれ一石二鳥とは書きましたが、実際は微妙なんですね。つまり転石積みは手間がかかります。高さ50cmほどの土留を作るのは、ブロックを使った方が早く、安いかもしれません。簡単に項目を羅列すると。
1ブロック積み
床掘りをして、砕石を入れ転圧、その後ベースコンクリート打設。二日目ブロック積み。都合二日。そしてコンクリート+ブロック代+転石搬出手間と処分手間。手間は5人工。
2転石積み
床掘りして砕石までは一緒。砕石とセメント砂、後は手間代のみ7人工。金額は入れませんが、転石積みの方が若干安くなる、という判断です。
しかしそれをさらに合理的にしてしまうのがコウダ流。得意の一石三鳥作戦。この転石積みに、フェンスの支柱基礎も同時に作ってしまう。ブロック積みですと三日目にかかる作業ですが。本日二日目で石積みと支柱基礎が完成。これでブロック積みより合理的に仕事が進みました。
↓円筒形のものは「ボイド管」と言った円筒形の独立基礎な土を作る際に使う「型枠」です。硬質の紙で出来ています。これを支柱予定地点に設置周りの転石とセメントが絡むように充填します。本来は中にコンクリートを流し込むのが通常の使い方ですが、今日は外側の石と絡めます。明日以降支柱を埋め込む際は、このボイド管を外して支柱を埋込みコンクリートで埋設。こうすることで周りの10個位の石と一体になった強固な基礎になります。
コメント
出てきた邪魔な石も無駄なく使って廃棄処理の手間まで省いた工夫、まさに一石三鳥!お客様にとっても早く安く上がる良策にポチ!
> sna*****さん
「予算がない」と言われることが・・・・動機付け・・・なんですが・・・当方のキャリアアップにもなっているんですけど・・・なんとも苦笑いですな。