昨日の日曜日は、日光白根山の山頂に立っていた。
長い付き合いの方は表題と白根山で、ははあん。とわかるだろうが簡単に説明しておこう。
日光連山の木立が立ち枯れ、白骨化していることはもう20年以上前から顕在化している。工場や自動車からの排ガス・酸性物質起因の酸性雨が原因とされる。
「日光の酸性雨を考える会」という市民運動グループは、10年以上前から、白根山に土壌中和と立ち木の活性化のために、有効とされる「炭」を山に担ぎ上げ蒔いている。
広大な森林に比して、多くいるわけでない賛同者が担げる量はあまりに僅かで、その有効性は???であり、ドンキホーテ的活動と言えなくはない。
しかしながら実験観察的、あるいは定点観測的意味。そして山ノ神に、詫びを入れに毎年詣でる。ということに自分なりに意義を定め、今年で5年目の参加となっている。
それである場所に生えているシラビソなど酸性雨に弱い木々を勝手に「マイツリー」と定め、そのエリアを自分の担当地域と決めた。
実はそのグループの行動は6月にもう実施されていた。その日に野暮用があった私は、集合場所まで赴き、自分用の炭を持って帰り、後日登山することにしていたのだ。それが昨日となった。
昨日はまた常連さんにはお馴染みの「アクティブ営業」クンの訪問日であったのだ。
ここ二ヶ月私の体調不良と野暮用のため、山登りを断っていたので、今月は行こうとメールしていた。
「尾瀬の至仏山なんか行って見たいですー。」という彼に。
「日光白根山を先に登ろう、百名山だし」と誘い。
弁当と水筒しか入らないナップザックしかもっていないアクティブ君に、
「これからも、登山を続けるなら40L位のザックが必要だな」と買わせていた。
私に、「用意周到な作為」があったわけではない。これはたまたまの偶然である。
本当 偶然 偶然。
土曜日の夜、うちに泊まって行くことを薦めた。一杯注ぎながら
「明日はボランティア登山するから、協力するように」
「はあ???」
結果として、新品真新しいザックに目一杯炭を詰め込まれ、これまでにない重量を背中に乗せて登山することになった。
写真はなんとかマイツリーに到着し、炭を蒔くアクティブ君。
コメント