日本庭園の極致というのは、言わずと知れた京都だと思います。それに模して地方の有力大名の城下町。財力のある都市においては、侍、寺社仏閣、豪商が庭を作ってきました。当然、庭師、植木屋、石工、造園関係の職能集団が綿々といた訳で・・・。
こうした町に行くと、その歴史の積み重ねを感じてしまいます。
特に当地は、江戸から近いこともあって大きな藩というものがなく、特に日光周辺は、村ごと旗本や寺社領に細かく分割されており(それが江戸末期の農村荒廃の遠因なのですが)、庭の歴史・文化を感じる処は・・・残念ながら非常に少ないです。
現代でもそうですが、和風庭園を作り、かつ維持していく、というのは、財力が要ります。建家もそうですけど・・・建家よりも毎年のように維持管理費がかかる日本庭園を作られ、代々受け継いでおられる方こそ、「お大尽様」 ということを改めて感じますね。
以下広島で見学した日本庭園を紹介しておきます。
国府田産業HP
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