ストーブ工事のコストって工事だけじゃない、と言いたい

STOVE
 昨日は煙突工事でした。こちらは新築なので、建築の工程に合わせて現場入りします。先週監督と施主様と打ち合わせ、工程を確認します。チムニー内部の軽カル板の貼り合わせと屋根瓦の入る前を狙っての工事でした。昨日は煙突の角トップとチムニー内部の煙突をセットして、下端を二階の天井下まで伸ばす所で一旦終了。次の訪問は家の造作が完了した頃に伺います。大工さんは二階天井の仕上げをして、床タイルや遮熱壁を作り全て仕上がった処で、最後にストーブを設置し、煙突を繋げてくるわけで、9月の中旬頃になります。

 と、いうわけで新築現場に薪ストーブを設置するには上手くやっても最低3回は現場に行かねばなりません(3回ですめば良い方です、今回施主様、工務店設計・担当ともにメールのやり取りでここまできましたからスムースな方で、事前の打ち合わせなど相対でやっていたら10回近くの打ち合わせがあっても普通です)。当然設置費用の他こうしたコストもかかります。
 同じく今週設置した↓のペレットストーブ。リフォームの機会に導入でした。これもタイル屋さん左官屋さんの絡みで、一度排気管だけ取り付けにいきましたが、二度目で設置完了(新築、リフォームも同じ工務店でしたので壁の構造が事前に分かっていて、下見や打ち合わせなど最低限で済みました)。

 そうそう上手く行くことばかりではありませんが。施主様や建築関係者が良くコミュニケーションをとって、同じ方向をむくことでスムースにことが進み、それはコストにも跳ね返ってきます。その意味でも導入される方は、ご自分のストーブに関する理解や習熟が、ストーブ業者との円滑な関係性ばかりでなく、長い目で見ればコストもかからなくなるんだ、という意識でいただくのが肝要かと思っています。
 もっとわかりやすい例を挙げれば、図面とストーブ機種が指定され、見積依頼が来ます。この位置にこの機種じゃないでしょ、と思ってもそうしたコミュニケーション機会がなければ見積書だけが一人歩きするわけで、数値に現れ難いプランニングや使う人の性格や使い方も不備なまま、あるいはどんなアフターフォローしてくれるのか施主側もわからないまま設置業者が金額だけで決められるのはある意味不幸です。そうした「もったいない」工事が多く散見されるのが薪ストーブ工事です。
 人に個性があるように、ストーブにも有ります。相性が合わない不幸というのもあります。そうしたこともアドバイスしてあげられる業者でありたいと思っています。
 
 工事業者の立場で言うのはナンですが・・・・・・見積の数値だけで業者を選ぶのは、得策ではないことですね。

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今週設置の「さいかい産業RS-4」輻射型です。温風タイプが良いか輻射型が良いか、適切に解答・アドバイスできるのが仕事なのが「ストーブ屋」です。

コメント

  1. かわはら より:

    新築住宅で、チムニー施工の案件であれば、チムニー天端に仮蓋しておいてもらって、完全に内装工事が終わってから一発で決めてしまうのもありだと思います。

  2. kouda より:

    > かわはらさん
    理屈上は有り得る方法ですが・・・・設計の方にチムニー寸法厳守と伝え、実際設計も大工も努力してくれていることはわかるのですが・・・そこは木工事。チムニー天端がカネがでていませんでした。このまま仕上げ材のサイディングを前に貼られてしまうと、角トップの袴が当たってしまうところでした。余裕をみた寸法指示だったのですが、設計にはチムニーは下地胴縁なしで、伝えてあったのですが、大工は胴縁を入れるつもりでいて・・・・細かい所はチェックしきれませんからね。

  3. かわはら より:

    現場で天端のカネが出てないこと、寸法が違うことは、よくあることですよね。さらにチムニーの垂直が出てないこともありますねぇ。
    角トップが入らなくて、チムニー天端だけ木工事&板金工事でやり直しさせたこともあります。
    大抵の現場では何かしらありますよね。チェックしておくのは大事ですよね。指示通りできていない可能性の方が高いと考えて、段取りが狂わないように、いかなる場合でも、確認だけは必要ですよね。

  4. Mr.トリデ より:

    先週の記事の写真に写っていた排気筒の形状から、さいかい産業かshimotani社製のペレットストーブだと予想していましたが…エディルカミン、なかなか来ないですね。
    私が考えるペレットストーブの機種選定条件に、送風音の静かさというのがあります。
    以前、ペレットストーブの実物を見たいと、地元業者の応接室にあった国産のペレットストーブを見せてもらったのですが、送風音の大きさに閉口した事がありましたので…。

  5. かわはら より:

    Mr.トリデさま:
    オルスバーグのペレットストーブの送風音は、とても静かですよ。オーディオ好きの私でも許容範囲でした。

  6. kouda より:

    > Mr.トリデさん
    かわはらさん
    FF式のファンヒーター型が多いのでどうしても無音というわけにいきません。この辺りがペレットストーブのファン式の弱点かと思います。エデルカミンではBIRIOという機種が、ファンの風量をマニュアルでコントロールできます。ファン式で温風で早く室内を温め、その後輻射式のようにファンを弱める、という使い方ができます。
    さいかいのRS-4は輻射式といってますが、弱いファンがついており、やはり無音ではない。SUMITA(RS-MINI)も若干音がします。DK12は静かです。
    私も、かわはらさんご指摘のオルスバーグが現状日本で手に入るペレットストーブの中ではもっとも静かだと思います。但し・・・価格も高級品ですが。

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