もうあと一往復で終了となる4回目を降ろして狭い林間の路地でUターン。頭を枝道に突っ込んでバックしようとギアをリバースに入れた瞬間。
ガタン、と左前輪が落ちた! 泥濘で車輪が埋まる、という感じではなく正に「落下」 という感じ。
「え??????」状況が把握できない。
降りてみると
何とその道路下には水路が走っていて、その蓋のコンクリート板ごと前輪が水路の中に完全に落ちてかつタイヤは底までも届いておらず、宙ぶらりん状態。
つまりフレームまで地面についてしまったわけ・・・・。
蓋の段差も土で覆われ、上には草やコケが生い茂り、誰が見てもここに水路があるとは見えない。水路の曲がり付近に乗せてあった板のため、最初から不安定であったのだろう。
こうなると、まあどう喘いでも自力では脱出不能。さあ、どうしたもんか???
農道を均していた農民たちが事態を察して集まってきた。
ここで感心したね。農家ってやっぱ強いよ。いろんなことを自力で乗り越えてきたキャリアが違う。
私はこれまで雪道スタッグや脱輪など数十台助けてきた。大抵のドライバーは「成すすべもなく・呆然・・JAF呼びました」という方がほとんど。今度も社員と二人で何とかしたと思うが・・・・・相当難儀したことであろう。
今回私が何も言わずとも、ある農民はトラクターとワイヤーを乗り出してきてくれ。ある農民は、ジャッキを持ってくる。ある方は林に入って、タイヤの下にかます間伐材を拾い出している。
ほとんど私は手もクチも出さぬうちに車は脱出していた。
農民パワー侮りがたし。
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