おらが町のプロチームが悲願の日本一に

LIFE
 アイスホッケーってマイナーなスポーツである。西武鉄道、雪印、コクドなど日本リーグ時代の企業強豪チームは、次々と撤退。現在は韓国や中国・ロシアのチームでリーグを組む「アジアリーグ」となって存在しているものの、新聞やTVの露出加減を見れば、やっぱりマイナーだ。
 当地のチームも前身は古河電工という企業チームであり、会社の合理化のために17年前に撤退廃部という状況になった。会社のクラブが予算の関係で廃部、というのはありえる話で、惜しくても、泣いても、普通ジ・エンド!である。
 しかし日光のプレーヤーそしてスケートファンは、諦めなかった。市民の寄付を募り市民チームとして存続させた。当所は行政も支援して応援し続けたのだが・・・資金繰りが続かず・・・毎年のように「今年限りか・・・・」と言われ続けており、そうした財政難は現在でも余り好転していない。しかし「日光アイスバックス」は国内唯一のプロチームとして戦い続けている。それはリンク内でなくリンク外でもチームの存続をかけて。
 
 周りの上場企業チームの中にあって、数多くの地元企業スポンサードで試合を続ける「アイスバックス」のユニフォームはスポンサーのステッカーが所狭しと貼られ・・・・当所はライバルチームに嘲弄され続けた・・・という。
 給料もろくにもらえないプロチームが強くなれるはずもないだろう。でも日光のアイスホッケーファンは熱い応援を続けている。スタンドの応援はすでに「日本一」と言われている。弱くても、潰れそうでも、何時だって熱い応援そして支援を続けてきた。
 
 そんなアイスバックス。リーグ戦でなく全日本選手権でリーグの上位チームを次々破って悲願の初日本一! 私はTV観戦でしたが雄叫びをあげました、そして(;▽;)が出ました・・・。
 1点ビハインドの終了まであと一分。ゴールキーパーを下げ6人攻撃にでます。これはパックを敵に奪われるとキーパー不在ですので即一点追加で終わり。という捨て身作戦です。当然相手は守りを固めています。
 残り17秒でミラクル!な同点弾。
 そして延長戦。それでも決着がつかず、サッカーでいうPK戦か、と思われた残り2秒。ルーキーDF(デフェンダー、つまり守り本業の選手です)が奇跡のVゴール。
 奇跡的な試合ってどんなスポーツでもあるでしょう。でも苦難を知り乗り越えサポーターの個人も企業もずっと応援し続けてきたチーム。それが初の日本一に。これに勝る感激ってそうそうなかった。
 また(;▽;)です。
 みんなで頑張れば、不可能も可能になる!力をいただきました。ありがとうバックスそしてバックスファン。
私の会社のひとつの目標は、はやく利益を出してスポンサーの末席に加わることです。
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ミラクルなVゴール。審議になってヒヤヒヤしましたが、ちゃんとゴール右隅に入ってますね。

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