薪ストーブの修理の依頼がきました。
炉内の耐火レンガが割れているので取り替えて欲しいという。機種はバーモントキャスティング社・レゾリュートアクイエム。
この会社のストーブは二次燃焼室周りの破損が多いので、それもチェックする必要があるだろうと、インチスパナ(米国製はほとんどインチネジです。ミリネジスパナは使えませんよ)を持って出かける。
扉を開け破損レンガを取替えようとすると・・・・・・エッ!
あるものが目に入ってしまう。慌てて首を横に向け、ストーブの側面を見る。
「やっぱり!」
ストーブの側面にあるダンパー(二次燃焼室へ排気を切り替えるレバー)は蜘蛛の巣が絡まっていた。最初に目がいったのは、その切り替えの蓋の上に山のように積もった煤。
ハイ、そうです。このストーブは二次燃焼システムが全く使われず15年間焚かれてきたのです。(5速ギアを3速までで運転しているような・・・・)
オーナーに、使い方のレクチャーを受けななかったのか?と聞くと。受けていないという。聞けば、取り付けはプロのストーブ屋さんではなかった様子。それでもその後一度プロのストーブ屋さんのメンテナンスを受けているという。プロなら気がつかなくてはいけないだろう、それもVC社の取り扱い店として関東有数のお店だ。
「もって他山の石とせよ」です。
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