非常によく出来たからお礼にと、出身地で高級品と言われる北海道の昆布を大量にいただいた。金額にすると・・・と下世話な私はすぐに数字が頭に出ていてしまうのだが。まあ相当な御礼ではある。
そうしたものが欲しくて仕事しているわけではないが。喜んでもらえた、というのは仕事していて無上の喜びである。
誰でも、どんな工事でも、よく仕上げたいと思ってやるはず・・・でもその評価って難しい。工事って予算も含めて、出し入れするファクターが多くてやり繰りは金を出す方も、作る方も大変。その条件の中で最良を目指すのだけど・・・。私は動線というか、使い勝手を優先する。庭で言えば、庭で何をしたいのか、最初の面接で細かくお聞きする。
今日ようやくプランが決定された案件は、2ヶ月かかってようやくプランがまとまった。エクステリアの雑誌に乗っている造作を示されて、これを作って欲しいと。作る方としては人の真似は簡単である。しかし・・・・カッコの良い造作を切り取ってきて、それをこの庭に並べてどうなのよ????
私は、立体感と統一性のない庭になってしまうことを指摘させていただいた。以来二ヶ月のやり取りの末、ようやくお施主様自身の庭の設計になってきた。時間がかかってもこうした過程が大切だと思う。
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