昨年は八丈島へ行ってきました。今年の春には神津島へ。
山生まれ山育ちのせいか、無いものに憧れる・・・・・・この処島行きが多くなっています。
今年のGW前半も突貫旅行でしたが、一泊で島へ行ってきました。
とは言っても、今回は妻同行のある意味「接待旅行」でして、離島とは対極にある大きな島です。
行程も行きたいところは彼女任せ。
で第一希望は…以外に渋く此処↓でした。
北前船のルート途中でもあったことで、回船問屋が存在していた、古い集落です。近代瓦が島内で生産されるようになり、ほとんど瓦屋根なのですが、古来の杉板葺き+玉石押さえの屋根が復興されています。
この家はこの集落の象徴的建屋でして、平面的に三角形をしています。それも正三角でない。実は角度も60度でない。加えて3辺もまっすぐでない!!!!。上の写真で垣間見えるでしょう。
よくもまあ作ったものです。大工さんに尊敬。
元来水路が分かれていて、つまり中州に建てたことでこうなったみたい。ちょっと前まで実際住まわれていたそうで・・・・人間どこにでも住もうと思えば・・・・・・。ここの最後の住人だったお母さまは、塩の販売、洋裁をし、ヤクルト販売、新聞販売などをしてこの家で4人の子供を育てたそうです。
一方で蔵や岩を彫り込んだ貯蔵庫をもった大尽様の家もありましたが・・・どちらもどうしてこんな狭い谷地に・・・・という集落内にひしめくように作られた集落がある意味びっくりです。
だから集落を囲む岸壁にはこうして貯蔵用の岩蔵が彫り込まれています。
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