ペレットストーブ設置工事もそうは簡単ではない

STOVE

新築時とリフォームでストーブを付けるのは大分難易度が違ってきます。

後付けの場合は、既存の躯体・構造体を逃げなければならず、逃げられないときは、壊したあとに補強を加えたりすることにもなります。それは薪ストーブもペレットストーブも同じです。

当ブログの読者様なら、ペレットストーブの方が排気管を抜く工事が簡単なんでしょ。ということはお分かりでしょう。そう自分で書いておいて・・・・・・今日は反することを書きますね。

薪ストーブの煙突工事は確かにまとまった工事になりますが・・・。大抵の場合屋根裏に潜ったりして、工事の概要と部材の準備、そして配管設計が事前に把握出きてからとりかかります。

これに対して

ペレットストーブはほとんどが壁抜きなので、当日壁を開けるまでは、中の構造体の配置がわからないことがほとんどなのです。

今回も最初に開けたドリル穴のすぐ脇に電線が通っており、きもを冷やしました。

この電線から離すため、当初の予定より数センチ逆側に逃げて行きます。

通常ならこれで難所は通過ですが・・・・・・・・。

今回の現場は、2度目のリフォームでして、一枚目の壁を抜けたら廊下を横切って次の外壁、というレイアウトでして・・・つまり壁を二枚抜く。

加えて、外壁には、雨戸仕舞いがありまして・・・・さらにその外側には軒が迫っております。

つまり

内部壁

外部壁

軒天

現場で測り出すと、水平方向で排気管をまっすぐ取り出せる幅は高さ13cm幅位しかないことがわかりました。ここに直径8cmの排気管を抜くことは理論上可能でしょうが・・・・。実際はできませんでした。

それは壁の中に、電線だけでなく、筋交いやら胴縁やらが邪魔しており、どうしても軒天の↓を貫通して外部に排気管を持ち出すことができなかったのです。安全性は問題ないと思われますが、軒天内側だとちょっと煤けしやすいんですね。

こうしたことを現場で、下穴を開け、内部を探りながら経路をつくっていく。これがペレットストーブ設置工事の最大の難しさです。

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