ストーブメンテナンス&燃料配達三昧の3連休でしたね。今日も那須方面に二軒出張してます。
しかし・・・
お待たせしているお客様はまだまだ解消してません。
ごめんなさい休日返上でこなしてます。
ペレットストーブのメンテナンスというのは、基本薪ストーブと大差ないです。
どうしても木質燃料を燃やす場合、煤やヤニが発生します。定期的に取り除かないと詰まりなどのネガが発生します。
薪ストーブは煙突のドラフト効果で燃えるので、本体内部と煙突をクリーンにすれば完了で、誰が見てもわかりやすいのです。
ペレットストーブはその多くが電動ファンで排気を外部に強制排出してますので、本体内部にアプローチしてそうした経路を掃除しなければならず、少々行程が増えます。
薪ストーブは直交煙突であれば、ブラシを一往復すれば大体完了ですが・・・壁出しが多いペレットストーブは曲がりが2か所以上あることも多く、接合部を外してあっちとこっちへブラシを押す、ということも多いです。
ただ・・・・・どっちが楽か??というと・・・・
一般にペレットストーブの方が素性が良い、といいますか?とんでもない状態!に出くわすことが少ないです。屋根抜きが少ないので、移動距離が短いのも楽な要因ですが・・・。
それは、燃料の質がそもそも違うからです。
ペレット燃料は完全に乾燥してますし、少しずつ燃焼室に自動で供給されますから、燻る、とか不完全燃焼、という状況は焚き付け時、ほんの数分間しかおこりません。
しかし薪ストーブは、どんなベテランでも、燃料の形状上、燻らせずに焚くことは相当難しいです。
安直に薪を放り込んで・・・・焚いている方・・・・何がない所作が、実は煙突を詰まらせているんですね。
薪が乾燥不十分ならなおさら困難になります。
↑T字管下部に溜まった煤。サラサラで素性が良い煤と言える。
それと断っておきます。「現在他社施工の薪ストーブ煙突掃除はお受けしてません」
余りに酷い煙突設計やメンテナンス無視した建築が横行しており、その後始末を当方が命を懸けてやる問題ではない、と思うからです。申し訳ないですが、作ってもらった所に依頼してください。
さてメンテナンスに戻ります。
ペレットストーブメンテナンスへ行って、「あれ?酷いな」と思う時は主に,以下の3つです。
① 何年も掃除していない場合。通常燃料を1トン(10k袋100袋が目安)焚けば、掃除が必要です
② 燃料の原料が杉材の場合。 ヤニや煤が多くなります。
③ 燃料費を節約するために、極小レベルで連続燃焼しているお宅。
大体この3つです。必要以上に排気管が汚れているなあ、と思うのは。
メンテナンス費用がかかるんだ、とペレットストーブを敬遠する方もいるかもしれません。
ただ・・・日本の寒冷地でも、極寒季節に止まったら、大変。という認識が共有されており、セントラルヒーティングや床暖房システムなど、冬前にメンテナンスをするのが常識になっております。
そうした生活文化がない関東地方では抵抗があるのだと思いますが・・・。メンテしっかりして安心して冬を過ごそう、ということに慣れて欲しい、と思いますね。
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