思い返しても、思いつかない。
かろうじて覚えているのは、大学サークルの夏合宿だったか・・・・・。
子供時分は、ひと夏に何個も食べていただろう。
だって家族も6人居たし、昔は隣近所の人がよく寄ったのだよ、そして縁側で麦茶飲んで休んでいった。だからスイカ一個あっても無駄にはならなかった。何よりも昭和40年代。洒落た果物など田舎で目にすることなどないのだよ。この時期の水菓子といえば、せいぜいスイカかスモモ。
農家なんかじゃナントカ瓜 みたいなもの作ってたなあ・・・・・現代のメロンとはとても言えない、微かに甘味がある奴だった。
だからスイカは最高の水菓子だったよね。今思い出しても気分が上がる。桶で冷やしたスイカに包丁を入れる瞬間。
パッシ! と一気に割れるは身が熟している証拠。二分された身が明白になった瞬間。想像通りの赤味が見えて・・・・・子供たちの歓声が上がる。
ようやく物が溢れてきた時代とはいえ、そんなに皆裕福でなかった40年代。
一個の果物を食べようという所作は、どちらかというと「儀式」的な心の集中と感動があったのだ。
だから
こども心に
夏の思い出は
川遊び クワガタ採り そしてスイカ だったかもしれない
どうしてそんな美味しかったスイカを食べなくなってしまったんだろう・・・・。もっと美味しい果物も増えたし・・・
大きいスイカは核家族化で、消費しきれないから・・・・・だろうね。
ウチもそうだった。
イベントでスイカ割りはやったけど・・・・丸ごと買って自宅で・・・はやってないと思う。4人家族だったし・・・・。
だからスーパーでは切り売りコーナーで売られている・・・のは当然だ。
今回何十年ぶりに スイカ丸ごと一個買いました。
お見舞いにやってくる弟家族にも、病床にいる母親にも、私としての当時を思い返せるであろう・・・精一杯の返礼の気持ちです。
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