外構工事の相談に現場に行ってまず見ること
①風水
②地堺の確認
私が言っている①の風水とは常連さんならお分かりだけど。鬼門がどっちだとかいうインチキ臭い占いではない。日あたりや風の具合、土地の傾斜や水の流れ・・・・等々生活するなかで重要な自然現象をざっくり頭にイメージする。
で、作ろうとする造作が、その自然の摂理にバッティングしたり、あるいはネガを消すものであるか、どうかを判断しつつプランを作っていく。
例えば、当地では冬の日光連山からの吹き降ろす風が強い。だから西方面のブロック塀やフェンスは◎。しかし夏の昼間、海から山にむかって吹き上げる風を遮る南東方面のフェンスは✖・・・とか。大雨で敷地の雨水が貯まるような塀のかけ方(つまり水下にブロック積み)は✖・・・とかを必要に応じてアドバイアスする。
② その上で境界にブロック積むという場合の、最重要確認項目は、地堺の確認である。そんなこと子供でもわかるんことだけど・・・。
実際は、あるべきところに地堺の杭が無かったり・・・・・・あっても結構派手に傾いていたり・・・・新旧二本出てきてしまったり・・・・。困ることも多い。
新築住宅の場合。申請図に、地積図という測量が必須なのでそうした「確定した」杭が打たれているので問題はない。が古い住宅地の方が怪しいことが多い。
当社は測量会社でないので、地堺の証拠がない場合は、隣人間で境を確定して頂いてからでないと工事には入れない。
今回はコンクリート杭とは離れたところに測量ピンが打ち込まれており?????。ピンの方が測量済なので正しいのだろうけど・・・かといってコンクリート杭を抜いちゃうわけにもいかず、また二番目のコンクリート杭は派手に傾いており・・・・・・。
結局 縦方向は赤いピンと反対側のコンクリート杭結ぶ線で決めて、直交する方向は、側溝までわずかな距離なので、既存のコンクリート杭からブロックをスタートすることになったのだ。
ちなみに、ブロック基礎部分のはみ出しも予想されるので、当社では施工する側に2cmは引っ込めて造作するようにしている。
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