本日はストーブ設置工事でした。
設置したのは、フランス製「AKIMIX」 当ページの読者なら何度か聞いたことがあるでしょう。
薪もペレットも燃やせる「ハイブリッドストーブ」です。世の中自動車では当たり前のシステムになりつつあります「ハイブリッド」。ストーブ業界に置いては、現状薪とペレットが両方使える、という意味で使われることが一般みたいです。
このAKIMIXの特徴は、基本薪ストーブです。つまり煙突が必要になります。煙突のドラフト(吸引力)で燃えますので、4m以上の断熱二重煙突は必須。
断熱材を煙突周りに充填して化粧蓋をします。これをやらないストーブ屋さんも多いみたい。
見えないところも手を抜きません。
ここでオサライしておきますが。煙突というのは、酸欠で死なないように排気を出すためにあるのではなく、気圧差によって、空気を吸い込み、燃焼を助けるためにあります。
一般的なペレットストーブは、それを電動ファンでやってしまうために、長い煙突が要らなくなるわけですが、バーターとして、電気が必要になります。
ペレットストーブを見に来た方からはなんだ電気が居るのか?。と大震災の後にはよく言われました。
実際その後の10年余当地では一回も停電ないんですが・・・・・・停電時使えない、という事実は隠せないのが、電動ペレットストーブ。
当社では、イタリア製の無電源で駆動するペレットストーブも陳列してますが。当然薪ストーブ同様の「お高い」二重煙突が要るわけで・・・・実際はいまだ一台も売れてません。
・電気使うのか?
・煙突は高いぞ
・薪なんぞ作ってられないし、買えばバカ高いじゃん・・・・・。
これならベスト!!!という解はないのですよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ストーブ屋の結論。
で、次善の選択は 一つの答えがAKIMIX です。
電気は使うのです。その動力は、燃料送りのみ。このためタンクに燃料満タンにしておけば、10時間以上ノータッチで燃焼可能です。落とす燃料量の加減で火力調整もできます。
一方燃焼室に薪を詰め込んで点火すれば、通常の薪ストーブとして使うこともできます。
つまり停電時は薪ストーブとして使えるので、有事に心配はないのです。
この選択は、これからの時代(薪が手に入らない・・・石油が高い、使いたくない、心やすく過ごしたい・・・)非常に賢い選択かもしれません。
新築だと、断熱性が高いので、ハイパワーな薪ストーブはいらないことも、こうした選択を一層進めていますね。
薪ストーブユーザーからすれば、頼りなく見えるかもしれないが、断熱性能が高い現代の住宅は、このくらいの炎でも、充分家中を温められるのだ。
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