茨城二軒目は 石問屋

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常陸太田で、グランドラインを積み込んで、次に向かうは、真壁町。
筑波山というのは、地中深くで生成された花崗岩が表土を突き破って隆起した山だ。よってその麓である真壁町では、東日本有数の御影石の産地である。
そんな町であるから、当然石製品を扱う大きな問屋というか実際は商社が存在する。
問屋でなくて、商社と言い直すのは、置いてある製品のほとんどが、中国製品である。時代の趨勢であるが・・・・なんとも言い難い事実・・・・。
此処に向かう目的は、注文を受けていた灯篭を仕入れるためである。
「白色でなくてサビっぽく、大きくなくってシンプルで、装飾性の薄いやつ」なんて微妙なオーダーを言われてしまったから、自分の目で選ばざるをえず、この仕事も新人従業員には難しい。
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