今日から二階のベランダにテラス屋根を掛け替える工事に入る。
心配なのは、躯体がH鋼の鉄骨構造であることなのだ。
こうした構造の場合、サッシや建具周りだけ木材で枠のように建てつけられていて、柱や梁など構造材がほとんど使われていない。
ただ、新築の際同じ大工がつけたというポリカ波板のテラスが一部現存しているので、「下地」などど呼ぶがテラス屋根を躯体側で受け持つ構造にはなっているのだろう・・・・・まさか・・・・、と思って下見を完了して製品を発注した。
それでも昨日心配になって出かけたのだ。
そして躯体側受け材の上からドリルを打ち込む。下地に当たればOKということ。
見れば、3尺ごとに釘が打たれている。日本家屋のセオリーを垣間見て、かつ下地にドリルが当たって・・・これなら大丈夫だと思ったのだ。
が本日作業を初めてそれは見事に裏切られた。受け材を残してその上から釘のすぐ上に新たな締結用ビスを打ち込んでいく。モルタル壁なので、コンクリ用のドリルで下穴を開けつつ進むのだが。3分の1くらい迄進むと・・・・・・「すか!」と手応えが消えた。
「あれ???」それから先はまったく手応えが無くなってしまう。
既存の受け材を撤去してみると、信じられないことに・・・・・
足が40mm位の普通の釘がモルタル面に効いているだけだった。
こんないい加減な工事が・・・・・。というと事実半分からのテラス屋根がないのは風で持ってかれたんだ、と今頃ご主人が言う。
もっと前に言ってよ!。
結局サッシの両脇など絶対に木下地が入っている、という場所4箇所は見つかったが・・・・それ以外はアンカーのビスを何処に打ったらよいのやら・・・・・・困った。
仕方ないので、建築に詳しい施主様に状況説明して次善の策として、ALC つまり発泡コンクリートに効くアンカーを買ってきて使うことを承認していただいた。
何とか締結に成功する
↑よく見れば、既存の釘穴やら下地探索のために開けた穴やら・・・・・シリコンで補修しまくり。
ここまで終わって午後の2時。想定より4時間もかかっている。
後付けの場合、トラブルなしで済むことのほうが少ないが・・・ちょっと気後れする事態だ。
しかし、さらに思っても見ない状況になるのだ・・・・。
続く
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