ペレットストーブも薪ストーブ同様に、排気は外部に出さねばならない。
ただ、殆どのペレットストーブは動力で排気を押し出すので、薪ストーブのような長大かつ屋根の上に出すような排気管は必要ない。
それでも壁に穴など空けることになるわけで、石油ファンヒーターのように、ちょいと隣の部屋に持っていくようなわけにはいかない。
一昨日食堂なのだが、数年前に設置したお客様から「今度改装して床を張ることにしたから、少しの間ストーブどけておいて」という連絡が入った。
「あれ?・・・・れ? お客さんの処は基礎コンクリートに穴を開けて排気抜いたんだよ。だから床が上がるということは排気管の位置も上がるわけで、そう簡単じゃないよ」
ということで今日現場を見に行ってきた。もう大工さんが大方解体するところは解体している。
現在ついている場所というか付け方は、今見ても相当無理がある。ちょっと理由は忘れたのだが、当時は色々制約があったと思う。
だが今回大改装ということで、いろんなものが無くなってみると。元の位置近くに再度設置するのは・・・
ナンセンスである。店舗大改装なんだから、多少部材の追加や手間がかかっても、この機会に良い位置、美しい位置に行っていただこう、ということになり。ご希望をお聞きしてきたのだ。
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こちらのご家族との出会い。
当社が新聞広告を出した時に、がんセンターに入院中のそば店ご主人が見て、これはお店に良さそうだ。と留守宅の家族に見てこい、と言ったらしい。
奥様と娘さん達が見に来て「良さそうだよお父さん」と報告した。
その後外出許可でご主人が見に来て「これは良い 導入だ」と決断された。
しかし
ほどなくご主人は他界。
手打ちそば店の打ち手がいなくなってしまったのだが、カツ丼やカレーなど大衆食堂に宗旨換え女手3人で切り盛りし店舗改装できるまでに到達した。
お父さんの形見のように大事に・・・・・・同時にお父さんが働くように連日ペレットストーブは使われ、多くの客の体を温めて6年・・・・。
何か40年前のホームドラマの設定のようだが・・・・・・(^_^;)。
改装のために、何もなくなった店内にポツンと置かれたストーブに向かって
「これからも頼むぜ」とつぶやくのであった。
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コメント
このドラマが人を心を動かすんです。
聞いていて同じ商売人としては
気持ちがいいものです🎵いい仕事してますね‼️
誰でも生きていれば、様々なことに遭遇します。悪いことも、悲しいこともネガに考えず乗り越えて行ければ、自分にも周りにも進んでいく勇気が溢れてきます。