駐車誘導ポールの設置工事でした。
当市でもっとも有名な漬物屋さんの店舗前です。
大きな看板の根元に車がぶつからないように・・・・・という注意喚起ポールです。
自分で設置しておいて、こういうのもナンですが・・・・・。
不完全な施工です。
手抜き ということではなくて、製品が要求する仕様には付けられなかった、ということです。
階段の手すりなんかも同様ですが・・・手を添える所は皆共通でも、下地の仕様によって形状はたくさんあります。例えば、コンクリートに埋め込んでしまうもの。既存コンクリにアンカーボルトで締結するもの・・・・等々ありまして。このポールも色んな仕様があります。
こちら元請からの指示は、床面が仕上がっているので、そこに一本のアンカーボルトを打ち込んで、強力ボンド併用で締結。という仕様でした。
ま現状から推量するに、そのセレクトは間違っていないのですが・・・・・・・問題は下地がアスファルト舗装だということです。国道ならともかく、民地の駐車場など、せいぜい5cm厚しかアスファルトは使われていないのが普通です。これではコンクリート用のアンカー部分がアスファルト下の砕石層に位置するので、アンカーの役割を果たせません。もっともアスファルト層中でも、コンクリート程の強度はないのです。つまりアンカーは倒そうとする力に抵抗する働きは望めません。
で、実際何で保持するかというと、強力ボンド 化学糊です。
強力といっても、あの細長い形状に手のひら程の接着面ですから・・・・どれほどの強度が出るか????ま想像通りです。
で、このポール、人力でも意地悪をすれば、倒せる状態です。
もっともこうしたものは丈夫ならば良いとも限らないわけで・・・・・・何でも世の中には二面性があるんです。
このポール。看板基礎を守っているんでしょうか??? それともお客様の車???。
丈夫すぎるポールは、基礎にぶつかる前にお客様の車を痛めてしまうかもしれません。もちろんコンクリート基礎にぶつければ間違いなく車は傷みます。
その直前に、ポールに車が触れた途端、コトとポールが倒れてくれれば、ドライバーは寸前でブレーキを踏み車を傷めずに済むかもしれません。
来客者の車を傷めるリスクを低減できる可能性がある=最高の設置法だったかも?????(^_^;)。
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