ブロックは同じに見えて・・・中身が違うって知ってた??

WORKS

当地も夜明け前から雨です。午前中一度上がりましたが・・・きっと台風が抜ける火曜日朝辺りまで降り続きそうです。

シルバーウイークなど異世界のこと、と書いた私ですが、昨日今日、土日にあえて入れた仕事は地元警察庁舎玄関前タイルの補修工事です。一般の来庁者が少なかろう、という配慮です。

心配していたタイル↓の下地の傷みもなく、単純に剥がして貼るだけだったので、今日午前の晴れ間の間に目地詰作業も終わりました。屋根があるとはいえ、玄関外ですから雨の前に終わってめでたしめでたしです。

 

さて昨日今日と現地調査は偶然ブロック塀問題が続きました。一件目は土留ブロックに穴があいて、隣地に雨水が流出している!!!問題。

そして2件目は、傾いて隣地に倒れそうだ!!!問題でした。

大昔に書いたようにも思いますが、現在でも注意が必要ですのでまた書きます。

日本工業規格にものってますが、「建築用空洞ブロック」にはABCと3グレードあります。形は全く一緒で外見から区別はつきません。中身の組成つまりセメント量と骨材の量が違い強度が変わってきます。

建材屋の当社では、誤って使われると誰もに迷惑なので、最初から強度のあるC種しか売ってきませんでした。でもホームセンターなどでは、一番弱いA種も売られており・・・・意味のわからない一般の方が安いからと買う人いるだろうなあ・・・と危惧しております。

外構工事を請け負っていて、そのことを知らない業者はまずいないでしょうけど。ちょっと器用なセミプロみたいな怪しげな業者は、今でも「安い」ブロックで施工しちゃっている例があるようなので注意が必要です。

 

一件目の相談の「穴があいた」というのは、塀として使うならまだしも、土留としてA種のブロックを使ったものだから、常に雨水に晒されるわけで、その滲みた水が凍って、つまり凍結融解ですね。これでブロックが崩壊したのです。C種なら起こらなかった「事故」です。

その写真はないので、2件目のこれも凍結融解した傘の写真を載せておきます。

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