犬か猫か、と問われたら断然犬である。諸般の事情で未だ叶わぬ夢であるが・・・・・。凛々しく風格もあってさらに忠誠心は抜群の「秋田犬」は私の長年の憧れだ。
しかし生き物と共に暮らすというのは簡単ではない。とても毎日散歩する時間は取れないから、犬にも気の毒なので秋田犬を飼うのは夢のまた夢といったところだ。
常連さんならご存知のように、私はヤギをもう10年以上飼っている。私のように自由時間はないが、やたら敷地が広い生活を送る者には、これほどマッチしたペットは居ない。
まず
1 隣接地を含めると1500坪もある、草地や雑木林の除草をしてくれる=働く家畜なのだ
2 散歩はいらない
3 冬は買い餌が必要だが。乳牛用の牧草を分けてもらっているので年間の餌代は二頭で1万円余。犬よりも猫よりも安い餌代
4 予防注射の類も無し
時折糞を浚ってやるくらいの手間がかからないペットなのだ。秋田犬への憧れはあるが・・・・・・ヤギが私の生活にベストパートナーであることは疑いない。
そんな生活の中に、時折横切るストレンジャーが居る。
野良猫である。好きか嫌いか、と問われたら・・・・。どっちかというと猫は「嫌い」なのだ。
犬のように忠誠心が感じられず・・・何よりも我が家庭菜園をトイレ替わりにして荒らしてくれるのだ。
そんな野良猫が頻繁に家の周りをうろつく様になる。・・・・・・・・・またも家人が餌を与えているようなのだ・・・・。これまでも半野良、半飼いの猫が何匹か居た。これまでで唯一「ボロ」と名づけた全く優秀な「野良猫」がいたが、それ以外はやっぱり「野良」であり、「飼い」猫になることがない付き合いだった。
その最近出没する猫は、なんと「シャム猫」だ。
小学校の時分。周りに遊ぶ所も、何もない昭和40年代。子供たちの感心は、あそこの家にいる犬。こっちの家の猫だった。時に雑種の、そこいらへんからもらって来る犬猫ではなく「買ってきた」!!!!犬猫、というのはそれだけで小学生の興味を引いたわけで・・・・・。
犬で言えば「スピッツ」「シェパード」そして名犬ラッシーの「コリー」である。つまり純血の洋犬を飼う、というのは田舎において当時すごいステータスだったのだ。
その猫版が・・・・・・「シャム猫」だったなあ。国産猫にない、毛色そして何よりもブルーの瞳!!!!。これは「パツ金」におじさんが憧れたように、猫飼いの憧れ・・・ステータスそのまんまでしょ。
しかし 時代は流れ・・・・・・我が家に出没している野良猫は、かつてのマリリンモンロー=シャム猫なのであった。時代に翻弄されたのかねえ?どこかの邸宅に居たの??聞いてみても答えず、身構え、即座に逃げる根っからの野良猫の肢体であった。
その野良シャム猫をようやく写真に収めることに成功しました。
しかしシャム猫も、野良になると、なんとなく生来持っていたであろう気品は薄れ・・・・・・お前タヌキに似ているんと違う??????。
と感じ。私なりに勝手に命名
これからは、お前は「ポン吉」と名乗れ。
よろしくなポン吉
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