今日はローカルで・・・分かりづらい話題かもしれません。「栃木日光アイスバックス」おらが街の「プロの」アイスホッケーチームです。
私自身この全面広告を見たときには、何を言っているのか????分かりませんでした。(多分に新聞を一面から読まないせいのですが・・・・)。
今でも、学生スポーツの上部は社会人ですが、その多くは企業の宣伝も兼ねたクラブチームであって・・・・経営的に会社の予算を超えると・・・会社に余裕がなくなると・・・・・無くなってしまうこともよくある話で・・・・。
それを打破したもっとも有名な事例は日本サッカーリーグのJリーグ化でしたね。住金やヤンマー・トヨタなど企業内チームつまり実業団リーグからメインスポンサーだけでなく他の企業も、そして個人もオーナーになれる、欧州型の「おらが街のチーム化」へ脱皮し、成功している希な例です。
日本アイスホッケーリーグは、かつて日本のウインタースポーツの最大の旦那さん(タニマチ、スポンサー)であった西武グループ総帥・提帝国崩御あたりから凋落し・・・・・・コクド、西武鉄道、雪印、十条製紙・・・・・・名だたるチームは今はありません。その古来からのメンバーである「古河電工」は、足尾銅山経営により日本有数の財閥に上り詰め、日光を本拠にアイスホッケーリーグの一員を長らく維持してきましたが・・・・・「経営環境の悪化」ということで撤退。チームは廃部となったのです。
企業内クラブチームの廃部なのに・・・・・選手・日光市民、チームOBは諦めませんでした。市民や地元企業が出資する市民クラブチームとして、そしてその後日本初の「プロの」アイスホッケーチームとしてリーグに参加する道を選んだのです。その間紆余曲折ありますが・・・・・。
リーグ自体も存続怪しく、今では中国・韓国・ロシアのチームを加え、「アジアリーグ」として運営を続けております。チームも毎年のように資金難から倒産の危機を乗り越え、現在に至っております。勝っても負けても、応援、ファンの熱さは「日本一!」と言われる日光市民の応援は未だに健在です。栃木県内の小さな企業・商店がスポンサーになって応援続けております。
今季前「日本製紙」が撤退しました。しかし「日光市民に負けるな」と釧路を中心に市民出資のプロチームとして、日光をお手本にリーグに参加し続けております。涙が・・・・・・でます。
そこにこの地元紙全面広告でした。
20年前に、経営上の理由によりチームを廃部した「元親会社・古河電工」がスポンサーに参加!!!!。
昔の恨みも何も言いますまい・・・・・・。この20年・・・・・・。「復帰」は日光市民と地元企業そして選手たちの地道な熱意がもたらした「快挙」に違いないのです。涙が止まりません・・・・・。
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