大谷石を撤去したら出てきた醜い物置外壁を美装

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いろいろあった今年前半でした。精神的、経済的痛手は、未だ解消したとは言えない状況ではありますが・・・・・。

とりあえず私の精神状態はひとまず平穏に過ごせてます。また仕事もこの所切れずにつながっています。

職人もそれなりに切れずに来ています。

私も50代後半。そうそう転職できませんから、今の道で食いつながるように今しばらく臥薪嘗胆ですわ。

 

さて先日紹介した「危ない石塀を撤去したら仕上がってない壁が露出」してしまった案件ですが。

「モルタル左官仕上げ」で美装完了です。この左官仕事は特別難しくも何ともないんですが・・・・・。

当社の一味違う処は・・・・・↓。

 

壁と大谷石の間に挟まっている木材    何だと思いますか????

 

「目地棒」といいます。これは何のため????に入れるのでしょうか?。

 

これはモルタル壁と石との「縁を切る」ために入れてます。大谷石という非常に水を吸う石と、うす塗りモルタルという、全く違う人種を寄り添わせておくと・・・・・相性が悪いというか、悪さとするというか、ケンカというか、ネガが起こりやすいのです。まるでウチの夫婦のようだ・・・・・。

水の吸い上げや、凍害などのネガを未然に防ぐためにわざわざ手間をかけています。

ウチのカミさんとの間にも見えない目地棒が入っているんです。

でもこうした配慮ができる工務店やリフォーム屋さんってほとんど居ないのが実態なんです。

 

 

 

 

コメント

  1. shige02 より:

    この目地棒は後で抜くんですか?
    最近は樹脂の、打ち込みっぱなしのものがありますね。
    あと、コーナーに打ちっぱなしで使うものがあって、あれは便利でした。

    • Kouda より:

      この目地棒は硬化したら抜きます。「縁を切る」のが目的です。つまり壁との入角はただでさえ水が溜まりやすいのに、底にある大谷石も含水する石なので。この部分の水が冬場、今回塗ったモルタルと下地ブロックの間に入って凍害で剥離や、吸水しての変色を嫌ったわけです。
      樹脂製の「化粧」に使う目地は、コンクリート収縮によるモルタル「割れ」を予防するために入れます。最初から細かい面積に割っておくのが目的です。また壁の平滑が出しやすいこともあります。
      角にいれるものは、コーナー定木なんて呼ばれてますが、これは主に「通りを出す」ために使います。良く半練状のモルタルを鏝で上手に角作るよな、流石左官のプロは違う、なんて言われますが。樹脂製の角の尖った定木が先に埋め込まれていますので、その先端にぶつけてコテを沿わせれば私でもピン角で塗れます。

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