外の構えを作るにあたっては留意しなければならないことが幾つかある。
中でも重要なことは、オーナー様の嗜好を知ることと機能性だと思う。私は芸術家ではないので、お客様のイメージを知ること、あるいは共にイメージを作り上げたり、膨らませたりすることを心がけている。
何度か打ち合わせを重ねるうちに、そうした「心を合わせる」ことに腐心しないと、良い庭作りとは言えないと思う。
嗜好がわかってくれば、そこに機能性を提案させていただいく。
昨日の写真を見ればわかるように、数多くのプランターを育てるオーナー様は花好きである。立派な花壇を必須であろう。
また昨日書いたオーナー様の条件の一つに「玄関脇の梅の木を残して」と言うのがあった。
「洋風にしてくれ」、というオーダーに矛盾するようだがこの木の枝ぶりは、午後のある程度時間まで木陰をつくっていた。そこで催事場であるから、仲間待ちやタクシー待ちの時間ちょっと休めるベンチをこの木の下に設置することを提案申し上げる。
結果以下のような造作アフター写真になりました。
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