床下蓄熱暖房 工事

WORKS
 
 たまには仕事ネタを。
 
 猛暑のさなかの7月下旬、当社納品の蓄熱暖房の工事が実施された。この暖房システムは、基礎スラブコンクリートの中にヒーターを埋め込んでしまう仕組みだから、通常の暖房や空調と違って、基礎工事と一緒にしなければならない。通常の住宅基礎とほとんど変わらず組み込めるのが利点の一つではあるが。
 ちょっと違う点は、基礎コンクリート自体に蓄熱させるために、外気の冷気に放熱しないように、基礎の外周に断熱材を添えて打設することだ。
 これも通常の型枠に最初から断熱材を抱かせておくだけだから、そんな大きな手間ではない。型枠を外したら断熱材の外に保護モルタルを塗るのだが、これも丁寧な工務店なら基礎を綺麗に仕上げ塗りすることがほとんどだから、さほどの手間ではない。
 
 これまでも何回か紹介したと思うが、今回はちょっと仕組みが違う。
 
 「さほどの手間」ではない、と連呼したが、住宅建築も価格競争時代。少しでも手間を減らし、かつ品質をあげよう、といろんな工夫が進んでいる。
 
 
 今回のこの現場では、断熱材自体で、基礎用
型枠を作ってしまう、という新しい製品が取り入れられた。
 
 製品自体は結構な値段がするらしいが、基礎図面に合わせて加工されてくるので、現場で組み立てが容易・枠のバラシ作業もいらない、工程が短くてすむ。
 
 とつまり基礎工事屋がいらない、か最小経費で済む。という製品である。事実この現場には基礎屋さんは来ていない。
 
 
 「職人の仕事が減る」と言う所に抵抗感があるのだが・・・・・・。
 
 こうした製品が開発されることは、この暖房システムが普及してきている証明でもあります。
 

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