一泊二日の研修をフルに使う「貧乏性」の社長コウダは、早朝からの富山城見学だけで満足する訳もなく、ホテルの朝食も早々に、富山駅北方に展開する路面電車に乗ったのであった。
時は平日通勤時間帯。当然登り電車は満員。しかし終点が富山湾に面する「岩瀬浜」駅に向かう列車は空席もあった。
富山行きが決まった時、それでは、と観光スポットを検索するほどの暇な稼業でないが・・・・。短い時間で寄れるものは???位の下調べはしてみた。
すると。北前船で栄えた「岩瀬浜」には廻船問屋の街並みが残っている、というではないか。これは行って見なければ・・・・。
ポートライナーで乗り換えなし20分くらいで着くし、これならペレットショーまでに戻って来れそうだし、すごく興味が沸く。
で、着きました↓素晴らしい家並です。それもほとんどの家が遺跡でなく、実際「住んでいる!!!現役で商売している!!」ところが素晴らしい。
↓ここ元の土蔵を改装した酒屋さん見たいんですが。開店時間前。
「ザ・左官業!!!」の素晴らしい漆喰仕上げです。
同じ土蔵の外壁も、このまま「重文にしたい」・・・・見事な左官仕上げです
恥を忍んで言いますが・・・・。当社の職人でも、日光界隈の職人見渡しても、これに比する職人は居ません。脱帽です。
ただ・・・・・板壁の新しさや、土蔵入口の「青石の」新鮮さから見るに・・・・・これは古の職人の造作ではないようで、近年リフォームしたように見えます。
そして二軒先の「文字通り重文」の北前船廻船問屋・森家に向かいます。ここで聞くと、さきの写真の「蔵」はかつて森家の蔵であって、現在は他社の酒屋の店舗になっているとのこと。やっぱり近年のリフォームでした。
そんなことよりここ森家は、リフォームも左官業も施工する私にとって、ワクワク興奮してしまう見事な造りで・・・・・・・・・これは富山行きで思っても見ない、望外の「めっけもん」だったのですよ。
続く。
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