原木買ってくれ・・・・え！ブナか・・・・

　当社一応薪ストーブを商っている以上、燃料も置いておかないわけにはいかない。

　その薪は特定の仕入先があるわけでなく、何となく・・・これまで繋がって切らさずに来たわけだ。

　昨年からは、土建屋さんの造成伐採に依拠しており、その前までは造園屋さんが結構売りに来た。でも毎年のように、個人の方が、「敷地内の木を切って欲しい」「伐採した樹を引き取って欲しい」という方がやってくる。そんないろんな仕入れの流れの中での薪の販売であったのだ。

　多くの方が、何かしらの金額になるか？と言ってくるのだが・・・・・。伐採までこちらで請け負うと、ほとんどの場合、対価は依頼主には払えない。

　今回伐採して、２ｍに切り揃えてあるが、買ってくれないか？という打診だった。近所で、道路に面しているので、こちらの手間も少なく、「買って上げても良いですよ」と言える条件だった。

　ただ内実は、もう再来年用のストックは確保しており、ストック場所を増やさなければ・・・・・置くところがない状況。

　ただ地域商売。少々無理しても、地域の方に喜んでいただかなくては・・・・との思いで、買取前提で見に行った。

　が・・・・・・・非常に微妙な情勢に・・・・・・・。まず聞いていた樹種が「ブナ」だということ。今市扇状地でブナの自生はまず無い。植林したものであっても、生育に適さない土地でのものだけに・・・・・・。

　と、現物を見ると「やっぱり・・・・・」。素性的に、水を多く吸い上げる樹であるので、暖地では腐りや、虫害が出やすいんだが・・・案の定カミキリムシ系かと思われる虫食い穴が多数。というか半分位の断面が半分以上食われてんじゃないか・・・・という状況。タダでもらって自家用に燃やすなら納得もするが・・・・・・売ったんじゃ、クレームが来てもおかしくない。

　酷いものは引き取れません、という前提で選別、玉切りしたら、在庫の半分しか買い取れませんでした。↓これでも引き上げてきた方・・・・。