なんちゃって 設備屋

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 寒波で断水、という地域が増えているよう。水が来ないのも困るが・・・・排水が流せない、というのも困ったもの。

 下水なんか無い田舎だから、合併浄化槽+地中浸透枡というのが我が家のシステム。それが浸透部分を詰まってしまったようなのだ。
 まずは水中ポンプをレンタルしてきて排水。が、いろんな配管が邪魔をして底まで送り込めず確認できなかったけれど・・・・・システムの構造はわかった。処方箋としては、簡単に言えば、浄化槽先の沈澱枡から別経路を伸ばして、浸透層を作ってしまおう、と。
 大きな浸透枡は作れないけれど、途中の塩ビ管にも穴を開けて容積を稼ぎ、2立米位の砂利の浸透層をつくれば、ヤマカンだが、大丈夫だろうと。お風呂のお湯って、0.3立米位です。

 というわけで、端折れば・・・・・
①沈澱枡から横に3m深さは2m土を掘る


②樹脂の浸透枡=立坑(穴あき)を設置

③二つの枡の間を穴あき塩ビ管=横坑で接続

④水が抜けやすい玉砂利で埋設

⑤最後に雨の侵入を防ぐために、シートで覆い、その上に仕上げの砂利15cm位重ねて完成。

 浸透枡自体は300mm径の小さいものだけど、途中も含め浸透層の容積をとってあるので、また10年くらいは運用できるんじゃないかなあ。 
 まあ詰まるのは、排水中のパルプなどのゴミなわけで、横坑道入口にゴミ避けの蓋を設置。立坑底も上からゴミを掬えるようにしてあるので、年何回かメンテすれば、結構長く使えると思う。

 ただ、理想を言えば・・・・こうしたトラブルになる最大の要因は何だと思う??。
トイレットペーパー!。これさえ流さなければ、通常の定期清掃も倍以上持つし、こうした浸透枡の更新も要らないはず。

 山小屋のバイオトイレなど見れば分かることだけど、トイペの投入禁止!なんですね。繊維質は分解しないから、機能低下が早くなるし、ゴミの容積は増えるし・・・・。
 
 家を建てた時に、家族に言ったんだ。
「我が家では使った紙は流さずにゴミ箱に入れて処理するぞ!」

 私以外女性ばかりなんだが、1対3で提案は否決  された。
 今思えば、14年前に強行していれば、今回のトラブルは回避できたかもしれないなあ・・・・・。
 



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