最強寒波の襲来らしく、雪こそ降らねど今日は一日中氷点下(真冬日)でした。
それにしても今朝の最低気温予想がマイナス10度!というのもあり・・・。これは子供の頃のデータはありませんが、故郷に戻って25年位になりますが、記憶にない「異常低温」です。
自宅は自己設計、自己施工で、最新の住宅のような高気密・高断熱ではありませんし、今となっては普通グレードのグラスウール断熱材です。それなりに蓄熱暖房と薪ストーブで「寒くない」家にはなっているつもりで、通電するボリュウムを上げれば、難なく乗り切れるはずですが・・・・・・・、電気代も安くない昨今。薪ストーブに「鞭打って」凌いでおります。
石製のストーブ「ヘリテイジ」お前の実力を発揮する時が来たのだ!覚醒せよ!
とばかり帰宅すると、遠慮なく薪を詰め込みます。
この石のストーブ一応天板温度が300度からレッドゾーンとなっております。しかし堅木を普通に焚くと、そこまで上げるのがかえって難しいし、その必要もないので、通常は220度位で吸気を全閉にします。それでも朝まで余熱が続きます。
昨晩は280度まで引っ張って薪を詰め込みます。
9時間後の炉内の様子↓。熾火で溢れております。
焚付でなく、普通の薪を放り込んでもすぐに再着火↓。このストーブの特性がわかります。
石で出来ている、から蓄熱性が高い。これは誰でも想像できます。しかしこのメーカーの設計の優れているのは、それだけじゃない、ということがわかってきました。つまり薪の燃焼ライフを延ばすんです。石は人間にとって長く放熱するだけでなく、クリーンバーン燃焼というのは「ガス化燃焼」なわけですが、その熱源が主に最初にもやした薪の熾火に依拠している鉄製ストーブに比して、石製は、本体からの余熱の割合が多いんだと想像します。薪を入れなければ、段々冷めてくるわけだけど、燃焼室内の下がり具合がゆっくりなんで、ガス化燃焼が長く、熾火も長持ちする、という理屈です。
また冷えた状態からの点火だと鉄製よりも熱が出てくる時間は遅いですが、こうして朝ひと焚きすれば、その熱が石の中に蓄積されていて、夕方焚くと二次燃焼に至る時間は鉄製よりも早いんですね。
本当にこのソープストーンをストーブに使う、と最初に思いついた人はノーベル賞ものだ、と関心します。
コメント
朝の忙しい時に、ストーブ本体に暖かさが残っているので、再点火して巡航運転になるまでの時間が短くて済んで、助かります。当然、薪の消費量も節約できます。
それにしても、石のストーブの暖かさは何とも言えない気持ち良さです。
> 911gekkoさん
そうですね。24時間とは言わなくとも、朝晩焚くことで、暖房としての効率が良くなる。カタログなんかじゃわからないことです。それから体感する「気持ち良さ」の違いもね。
ストーブ希望来訪者で、機種指名で来る方は、面接して聞いて行くと、多くの方が情報に踊らされて、自分の使い方とマッチしていない例が多いです。