私明治大学の出身なんです。特別意識することはほとんどないです。校友会にも出てませんし・・・・・・。ただ・・・・もっとも出身校を意識するというか、この学校でて良かったかな、と思うのは「明治魂」に触れ、少なからず影響を受けている自分を感じることです。
今から35年以上前になりますが・・・・・。野球部監督に島岡監督が復帰し、リーグ戦で何度か優勝しました。またラクビー部監督は、北島氏が50年以上勤めておられ、毎年のように、日本一を争っておられました。
応援団出身の島岡氏は負けるのが大嫌い。「何で負けたんだ!」と選手を罵倒するのが日常だったとか。戦法は無し。ただ負けるな、という指導法は現代ではありえないことでしょうね。
北島氏は、相撲部出身。展開ラクビーの早稲田大「横へ回すのがラクビー」に対抗して、相撲部らしくボールを「前に運ぶのがラクビーの神髄である」うという哲学のぶつかり合いが、早明戦でした。
毎年その哲学のぶつかり合いが楽しみでした。まあこれも現代ではありえないかも。
ともに近代スポーツ界では「ありえない」指導法でしょうけど・・・・・それでもその当時、野球もラクビーも強かった!!!・・・・・。
今日久しぶりにラクビー部学生選手権決勝に進みました。一点差で準優勝でした。帝京大9連覇。壁は厚かったのですが・・・・・・・・。北島監督が存命なら、後年の口癖 ・・・・・「良い試合だった」と言われたのではないでしょうか。私も「良い試合だった」と賛辞いたします。やっぱり明治のラクビーでした。
厳しいだけでない、人間味あふれる指導というか、人付き合いが、多くの教え子に愛されるお二方でしたが・・・・・・・それをもっとも体現し、継承してきた星野仙一氏が亡くなられました。
惜しいし、口惜しいし、もったいないし・・・・・・・・・明治魂を具現して生きてきた巨星がまた、落ちました。
3御大の口癖「負けるのが嫌い」「前へ」「勝ちたいんや」・・・・・・。
方法論はさておき、精神論ではまだまだ先人の示したテーマは古びていません。
3人に加えて、植村直己さんも明治出身の尊敬する先輩です。
負けない精神、チャレンジし続ける気持ち・・・・・・・・。
実績では足元にも及びませんが・・・・・・・私の明治魂・・・・忘れずに、それなりに貫いていきたいと思います。
星野仙一氏。少しでも近づけるよう努力していきます。安らかにおやすみ下さい。
島岡氏、北島氏、星野氏・・・・・・そんな諸先輩がいてくれたことが私の生きる指標になっております。
コメント