河川敷内伐採樹の払い下げ

STOVE
 ちょっと前に掲載された地方紙の記事である。河川というのは、国の管轄で、当地だと「日光土木事務所」が管理している。

 河川敷は、放っておけば、樹木が繁茂し、有事の際支障が出る。それで定期的に伐採するのが、「管理」というわけだけど。
 それとて、当然税金が使われるわけで。その節約策として当地の「日光土木事務所」も伐採樹の無料配布、というのを、数年前に行ったことがあった。当社も薪目当てに、伐採した山積みの樹木から太いものばかり、小型トラック5台分くらい回収してきたことがある。それでも薪として使うには、ちょっと細かったけれど・・・・・ノコギリとマサカリしか持っていないようなストーブユーザー、かつ年配者は、細いものばかり積み込んでおり、結果としてほとんど残らなかったようだ。

 これは節税にもなるし、ストーブユーザーにも喜ばれる、一石二鳥だ、と役人も本腰を入れたらしく。伐採予定地を区割りして、無償での払い下げ、という手段を選んだみたい。当社は少々遠いのと忙しいし、個人ユーザーの邪魔をすることもないので(大田原市管内)参加しなかったけれど、ストーブユーザーにとっては、垂涎ものの話題だろう。
 こうした動きはなにせ国土交通省管轄の取り組みだから、全国に広がっていくと思われる。薪ストーブユーザーさんは、各地の土木事務所のHPなどお知らせにレーダーを張っておく必要がありますよ。

コメント

  1. がちゃぴん より:

    こんにちは。この案件に公募申請し、現地説明会に行ったものです。
    新聞にはいいことばかり書いてありますが、現状は違ってました。
    直径20cm程度の松がほとんどで、現地説明会参加者からも、「松はスト部薪には不向き」小枝の処理が面倒等 半分近くの方は申請をしないと言ってました。小生もそうですが。まあ、県の言い分もあるのですが、薪ストバーの常識が ほとんど反映されていない状況。これでは互いの合意は 難しいと。

  2. kouda より:

    > がちゃぴんさん
    そうでしたか・・・・。実情を知らず紹介してしまって、結果迷惑かけた方居られたら謝罪いたします。
    数年前当地で行われた大谷川河川敷では、やはり松は人気なく余っていたように思います。
    当方15年前より、地元森林組合に、建材じゃなくて、薪用途の雑木増やしな、杉の建材より高く売れるようになる!と提案しておりますが。建材ルートにどっぷり浸かった組合は、薪が高く売れるなど思っていないようで・・・・。それはどこの森林組合も大差なく。結果現在薪は供給不足であると、思っております。植物が相手ですから、早晩解決するものでもなく。私は堅木は不足状態が続くと思います。
    つまり薪のランク、というか価値がはっきりしてくるわけで。ストーブユーザーは、それなりの価格の薪を選ぶ、ということが当たり前になるように思います。つまり松は要らない、と言ってられず。それなりの価格で流通すようになるのかと。
    ある意味、タダで松材が手に入るならラッキー、みたいなことになるように思います。
    燃やせない木材は無いです。松も貴重な燃料となります。「松なら上出来の薪」と言われる時代が来るように想像しますけど。

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