弟 「しかし兄貴。この家は最高ですね。農家で米も豆もストックあるし、冬場の食物に困らない。最近の家は、冷蔵庫にしか食物入ってないですからね」
兄 「おまけに薪ストーブがあるから冬でもぬくぬくだ。そんな家そうあるもんじゃね。最近の家は住みづらくていけねえ」
弟 「ストーブといえば、家主さん。煙突入れ替えるって言ってやしたぜ」
兄 「自作の煙突が煙突が壁から出ているからなあ。煙突はまっすぐが一番良いんだ。それに断熱煙突じゃなきゃいけねえ。そうした煙突なら排気を冷まさずにドンドン吸い出してくれるから煤も付きづらいし、それに安全だ。俺たちだって焼け出されてしまう家なんかじゃオチオチ寝ていられねえからな。
しかしあのストーブから煙突を直交して出すと・・・・・・・この屋根の母屋に当ちまう・・・・・・・・役物で逃げるか、それとも切り落として補強しても問題なさそうだなあ・・・。煙突のサポート金具は野地板は問題ないとして、もう一箇所の支点はどこでとるんだ?この天井裏は、ガランとしていて重量受ける躯体は遠いぞ・・・・・あの桁と桁に材木を渡すのか?」
弟 「兄貴詳しいですね。ストーブ屋で修行したんですかい?」
兄 「煙突って出来てしまえば、外から見ればなんてことねえが・・・・・・台風や大風、雪、地震、メンテナンスそして防火性も考えなきゃならないし・・・・・・結構頭使うんだ。家の構造体役物使って逃げたり、家の方を切ったり、補強したり・・・て。結構大変なんだ」
弟 「あっしには無理かも・・・・・・・。おっと兄貴。人間が屋根裏に上がってきやがったですぜ」
兄 「工事が始まるんだ。逃げるぜ」
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