漏水工事完了 保険会社の理屈がわからない

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 常連さんならご存知↓ホテルの漏水改修工事。
 実はこの施工はある程度自信があったんだが・・・・・↑のように書いてしまった。しかし後日再び訪れると漏水は止まっていたのだ。
 躯体の中に染み込んだ水が切れるまで時間がかかった、ということ。原因の見立てと対策は全く問題なかったのだ。

 

 

 (当日夕方行くと濡れていたが、後日再訪問したら乾いていた。最後の漏水箇所も完了)
 
 そして漏水の原因となった配管も更新して・・・・これで晴れて我が社のパートは終了。

 

 

(床を貫通させて、その穴が漏水したわけだから、そのパイプを外壁を抜いて配管をバイパスさせたの図)
 
 いやあ半年も付き合う羽目になった。これは当社の仕事が至らなかったわけではない。実はこの工事実質7日も施工していないのだ。遅れた原因は100%損害保険会社の流儀にある。
 そしてその流儀に振り回され、この工事は晴れて完成、終了となっていない。
 
 詳しくは書けないが・・・・・・・損害保険って、現状に戻すために払われる。これは万人が了解だ。しかしそれが施工業者の見積価格よりはるかに少ない金額だったら・・・現状復帰にならないだろう。またオーナーが、予算がないからだけでなく、またどこから漏水してもおかしく無い建家だから、天井材は貼らなくて良い、と言っても、現状復帰のために保険金を払うのだから、それはダメ、という。
 
 まあ簡単に言うと、保険会社はとても直せない支払い金額査定しておいて、その金額で直せないなら、1銭も出せない、ということだ。
 
 私この工事下請けなんで、言いたいことも言えないんですが。「落としどころ」をずっと探ってきてきました。その提案をして、オーナーも納得されて、かつ予算内で収め、元請もそれで納得しているんですが・・・・・・・。
 
 査定金額内で収めて、客が納得しているのに、保険会社が金を出さない・・・・・・。
 
 奴らの理屈がわからないです。コーディネーターコウダも、立場上これ以上越境はできません。元請が提示した改修パートを全て完成させて、あとは元請と保険会社の交渉に下駄を預けるしかないです。
 

 言われたことをやれば良い、というスタンスで仕事してません。お客様が納得していただく施工をする、のが私の立ち位置ですから、大いにストレスが残る幕引きでした。

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