依頼を受けて・・・そのまま施工しない頑固な性格

STOVE
 昨日はペレットストーブの設置依頼を受けて現地調査でした。
 こちらの家屋では、中古住宅を改装して日光で「ゲストハウス」の予定とか。

 元来お節介の性格でして・・・・・特に営業目的の造作や、ストーブ設置の場合。私なりに「良かれ」と思う所見を入れるんですね。勿論商売として成功して欲しいからです。起業するかたには、個人の案件以上に口出しします。にわかにコンサルタントになってしまうんです。

 あまりに・・・・・無謀、採算合わない、と思われる計画の場合。こちらからお断りする場合もあります。自社の売上になっても、その先様が倒産・失敗の憂き目を見たくないですから。

 今回お邪魔して、最初に目に入ったのは、リビングに畳2畳近くある大判の油絵が立てかけてあったことです。そして食堂にも。
 「これは?」
 「妹が画家なんだよ、売れているかどうか知らないけど、置くところがないから持ってきているんだけどね・・・・取り敢えず大判4枚ある・・・・・・けど」


 「・・・・・・・・・」

 

 ソファを反対側の壁面に置くことで、劇的に変わる、と提案し、実際に動かしてみせる。
 部屋が広く使え、管理人部屋との出入りを規制でき、絵も最高の背景面を得られる。右側の壁まで続く3枚の出窓は、庭の木々を鑑賞でき。出窓の下に収まるペレットストーブはオフシーズンでも煩くないし、冬は絵画と並んで炎が客を和ませるだろう。左手は食堂に繋がり、座っていながら客と宿側のアイコンタクト、コミュニケーションが取り易い。

コメント

  1. sna***** より:

    素朴な疑問なんですが…ペレットストーブって温風なんですよね?絵は傷まないんでしょうか…。

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    どんな暖房でも、乾燥を助長します。ただペレットストーブはFF式なので、部屋の空気を燃やさない(燃やすと、乾燥をさらに進め、かつ結露が発生します)ので、比較的乾燥度が低い暖房と言われています。
    温度に関しては、直接温風を当てるのは論外として。本体前面以外の部分(側板・天板・裏面・底面)はほとんど熱を帯びませんので、輻射熱の暖房機に比して、高温部分が非常に狭いので、管理しやすい特徴があります。
    つまり「普通の暖房機」よりも人や絵に優しい、とも言えます。
    ただし、これだけの大判サイズですから、どれほどのネガが出るのか、私には判断つきかねます。実際の展示に当たっては、作家さん家族での打ち合わせが必要でしょうね。

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