たかが薪ストーブ 掃除なんか最低限がよろしい

STOVE
 薪ストーブを導入したいと来店される方に、もっとも最初に相談というか、決意を確かめるというか、お聞きするのは。
 薪の手に入れる方法など付帯する多くの作業への認識。そして火の取り扱い方の認識、かな。
 扱い方を間違えれば、火災にもつながることだけに、慎重に面談することにしている。
 しかし・・・・・・時代が違う・・・・・というか。

 私56歳ですが、小学生の頃薪風呂でして、小学校は石炭ストーブでした。だから毎日のように、マッチで火をつけていたわけ。夏休みは川遊びしかないので、毎日おにぎりとヤス(モリ)そしてマッチを持って川に行っていましたね。突いた魚を川原で焼いてオカズにするんです。
 まあ火を使うことは、慣れているんですが・・・・・・。若い夫婦が会社に相談に見えて・・・・薪ストーブ新築で入れたんだけど・・・・・・・

 「ライター使ったことない!」「火のつけ方を教えて欲しい!」と・・・・・・・・・・・。
まあ結構多いんですよ。
 まあ勿論私としては不安になりますけどね。

 一方ネット情報の責任もありますが・・・・・・変にマニュアックな御仁もこの世界多くて・・・・・「焚付の方法」「オーロラ炎の出し方」「煤を極小にする焚き方」等々マニュアックな質問も多く。まあ使って面白くなって、「ハマっている」というのも悪いことではないんですが。薪ストーブマイスターみたいな、神格化といいますか・・・・。「たかが焚き火に手間、金使って・・・・・・」と冷めた自分もおります。

 私に言わせれば「たかが焚き火」なんですわ。良い例が「ストーブセット」火バサミとか一式になっている奴。結構な割合で「あれも必需品なんでしょ」と思っている方多く。まあ実は最低でも3万円上は10万円位するんですが。調度品として、つまりインテリア、家具のひとつとして見栄を優先される方には、オススメしますが・・・・まず売ったことないです。ホームセンターで売られている道具の方が、安くて使いやすいですから。それはハースラグや手袋でもそうです。薪ストーブグッツって値段良いですから。
 ウチのユーザー様「予算がギリギリで」という方多いので、ストーブセットなどアクセサリーのカタログなど見せもせず、「あれとあれ、ホームセンターで買ってきな」てな対応ですね。
 
 そんなわけで、私ストーブ屋で、毎日薪ストーブ使ってますが・・・・。「今日こそは上手く焚いてやる」みたいな決意は皆無。着火も新聞紙一枚。後は適当に薪を足して、エアーを絞って・・・・おしまい。気を遣いたくないんですね。焚き火を家の中でしているだけなんで。
 
 そんな薪ストーブは生活家具の一部で、簡単操作で黙って性能を発揮してくれる、という意味では「ヘリテイジ」は優れたストーブですね。

コメント

  1. 911gekko より:

    1シーズン薪ストーブを焚いて思うのは、暖房器具なんだから暖かくしてなんぼ、っていうことですね。そういう焚き方をすればいろいろなことが後からついてくる、と考えればいいのかなと。その前提として、火災にならないように安全面に注意することと、種々の準備をすることですかね。
    ずいぶん前に小学校の理科の実験でアルコールランプにマッチで火を点けられない子供が増えたということが話題になった時代があったけれど、今でも小学校でアルコールランプを使う事ってあるのかな?

  2. kouda より:

    > 911gekkoさん
    楽しみ方、趣味は人それぞれなんで。火を弄っているのも楽しいことでしょう。私は、薪ストーブで乾燥薪焚くって、燃えて当たり前なんで余計な手間などかけたくない。
    真剣に火を焚くのは、渓流沢登り野営で、流木で調理、暖を取る時ですね。焚き火一級の腕の見せどころ、というか寒いし、料理もできないですから真剣勝負ですわ。

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