富山産 ECOTY という名のペレットストーブ

STOVE

 我が国ではペレットストーブというのはまだまだマイナーな存在です。一方温室効果ガス削減のため、炭素税が課せられ、灯油が日本の何倍もする欧州では、数多くのメーカーが存在し、当たり前に日常で使われております。
 欧州を視察した仲間からすると同じ地球の表裏で、カクも違うか、と思ったとか。

 ということで、政策一つで環境は一変すると思っております。そうした流れ(炭素税とか)となれば、今度は一気に欧州メーカーのペレットストーブが日本国内に流れ込んで来ることでしょう。
 技術大国日本、と思い込んでおりますが・・・・・・・技術があっても、エネルギー政策のベクトルを見誤った失政も加わって、太陽光・風力・バイオマスなど自然エネルギー利用の機器販売シェアは、欧米・中国メーカーに完全に立ち遅れてしまいました。

 正直言って、国内ペレットストーブメーカーは零細企業ばかりですから、一方で黒船の襲来に備ええつつ、品質や価格競争力、販売、サービス網を構築しなければならい、という難しい局面にいる、と思っております。

 そうしたメーカー様から営業を受けております。本格的にペレットストーブに注力して3年になりますが・・・・・・・これまで現物を見たことなかったメーカーの製品です。 
 見たことない、と正直に言いましたら、今回現物持参ではるばる富山からやってきました。

コメント

  1. sna***** より:

    早くもストーブシーズン前哨戦始動ですね。ところで質問です。ペレットストーブって、どの機種も輻射板?が凹凸になってるんでしょうか。デコボコのところって、お掃除大変じゃないんでしょうか。いつも初歩的な質問ばかりでスミマセン(≧≦)…車の中でストーブ焚いててびっくり!ハコバンって簡易展示スペースになりうるんですね。

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    こちらのストーブは燃焼室が広いですので、鋼板の熱歪を抑えるために凸凹させているの主な理由だと想像します。そしてデザインでしょうね。
    汚れに関しては、煤の他、鋼板の焼けは必ず発生します。その具合は、燃料の組成や焚く温度に左右されます。いずれにせよこれだけ広いと煤けないわけにはいかないと思います。これをどう感じるかは個々の意識の問題です。ポットの灰は必ず清掃しなければなりませんが、側壁は直接燃焼に関係しないので。ガラスは拭いても、側壁まで清掃している人は少数だと思いますが(私ならやりませんけど)
    ただ、綺麗に、完全に燃焼状態で、どの位の時間で、どの位煤けるか、ということを把握しておくことは重要です。それより異常に煤けるのなら、燃料の質が変わったからか、自分が低温で焚きすぎているのか、などなど顔色で健康状態を把握するように汚れ方で焚き方の診断ができます。
    薪ストーブほどマニュアル操作はいりませんが、標高や燃料の質などで、空気量や燃料ボリュウムの微調整が必要となる機種もあります。その判断は炎の燃え方と燃焼室の汚れ具合が一番わかりやすいです。

  3. sna***** より:

    側壁に煤つきっぱなしだと熱ムラができて劣化が早いのかと思ったんです。その心配はないんですね。すごく専門的で深いお話の一端をうかがったような気がしてるんですが、実際に使ってらっしゃる方だと感覚的にも腑に落ちることばかりなんでしょうね。ご回答、ありがとうございました。

  4. kouda より:

    > sna*****さん
    ペレットストーブの燃焼室って、暖房機械の肝の一つだ、ということがわかってきました。薪ストーブも一緒なんですが高温を維持したほうが、煤も少なく、熱効率が良いんですね。つまりコンパクトでかつ保温材で覆われているとか。
    ただ・・・・炎の迫力等見た目の問題もあり、また製造コストもあり・・・・このストーブの鋼板燃焼室は、そうした二律背反的問題を含んでいるんです。まあ専門的な問題ですので、後日機会あれば書こうと思います。

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