一日目、焚き火と沢料理で大変良い感じで就寝。
涼みに山に来ているわけだけど・・・・・我々の夏のキャンプは、テントも、寝袋も無。
沢登り、というものは、一般登山と違って、ロープとか安全確保の道具とか、荷物が多い、加えて食料とか調理用具など、ただでさえ重装備なのに、その重い荷物を背負ったまま滝を登ったり、崖を下ったりしなければならない、大変難易度の高い山行なのだ。それでなるべく軽量化する。それで割食って割愛するのがテント・寝袋。
「寒いだろう て」。東北あたりの山は、下界で猛暑日と言っていても、お盆時分になると、夜間はもう秋風が吹いて15度位まで下がることもあるから、正直寒い。長袖+カッパ+シュラフカバーに包まって、朝までやり過ごす。
と、ストイックなことを書いたが、寝袋の代わりにパックするのは、勿論「酒」である。
沢登りは、登りきって山頂に立った喜びは格別だけど。詰め切らなくても、渓流でイワナや山菜肴に、焚き火で一杯やるのが無上の楽しみだからね。何時も頂上を目指すとは限らない。
寝袋無、と書いたが、今回一名 初めて寝袋を持ってきた・・・・・歳だからなお互いに。それに詰上がらいので重装備も要らないし・・・私も来年考えよう・・・・と。
まあ実際初日は、それほど冷えもなく、虫も極小。快適な野営となったのである。
明けて二日目。車で一山越えた沢に、移動する。
奥鬼怒川・支流 湯沢。が今日の目的地。 この沢は魚は居ない。その名のごとく温泉水が大量に流れ込むからだ。よって今日は釣りでなく、この原始温泉が目的とする。
入口には、台風被害により通行止めの立て看板が・・・・・・この沢の奥には、噴泉塔という天然記念物がある。温泉の100度以上の噴気があたかも鍾乳石のように、結晶石を育ている珍しい自然現象で、今でも成長している現役のため、珍しいことで天然記念物になっている。そこへの遊歩道が通行止めらしい。
こちらは一般ハイカーではなく、水線伝いに登るのがルートなので、道が崩れていようと意に介さず、目的地に向けいざ出発。
途中、沢水で締めた「至高そば 日光」で昼食
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