一昨日も書きましたが、何時もはリフォーム工事。新築でも仕上げの方のパートが多い当社ですので、真っ新な土地の鍬入れからやるのは初めてでして、開幕戦の先発ピッチャー気分です。
早速設計士、工務店社長、と打ち合わせ。どんな工事でも最初の設計通り最後まで行く、ということは稀でして。今日も初日から設計変更です。
更地になって、土張という家の基礎部分をテープで印を付けます。古い家が建っていると全体が見えませんから、気がつかない点が出てくるんです。
例えば、道路と玄関先の高低差とか、いろいろな動線とか。使い勝手等おのおのが考えます。
結果家の向きを右回りに5cm振ることにしました。わずか5cmですが・・・・こんなところにも熟慮があるんです。
加えて基礎のベースもさらに10cm上げることにしました。
日頃外構工事屋として、どうしてこんなに玄関高いんだ、と建築屋に文句を言うことが多い私なんですが・・・・・。
ここは昨秋の豪雨水害で床下浸水しました。それでその水位以上に基礎高を上げ、かつ換気口は無し、ということが決定されました。
依頼された基礎工事を職人に任せて、私は仮住まいの施主様、そして職人の車、搬入経路、資材置き場のために、ひたすら砂利敷。梅雨も挟みますから、すべてがスムースに進むように下準備をおこなっております。
国府田産業HP
コメント
『右回り5センチ』の熟慮…一体どんな経緯があったんでしょうか。現地でしょっぱな設計士、工務店の皆様とチームワークよく検討できたからこそ導き出された結論、と思うと、余計に気になる~o(^^)o&換気口なしの理由も。…いつも、全然何の予定もないのに、あれこれ質問してすみません。何にしても、そんな丁寧かつ細心の配慮をしていただける今回の御施主様、すごく恵まれてますね。他人様のお住まいながら、住み心地の良い新居完成が待ち遠しいsnaでした。
> sna*****さん
5cmってもう気持ちの問題?ですね。委細は説明しづらいの割愛。でもその道のプロ達ですからその微妙な寸法がより良くなるだろう、という判断です。
換気口に関しては、床下の湿気軽減に必須なのですが、床側に通気口設置や強制換気(電気ファン)などで代用できます。床下浸水するくらいに増水した場合、家側に浸水させないために、換気口を止めました。が床上浸水すると、今度は基礎がプールになってしまいます。そこで私は、基礎の水抜き栓の設置を基礎に組み込もうと思っています。
設計士、工務店も旧知の仲です。が一緒にコラボするのは、ほぼ初めてですが。プロはプロ。本当のプロ同士なら仕事は捗りますね。