正月旅行の雑感4 人は城

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 今回の旅行、特別意識があったわけではないけど訪問先を「パワースポット巡り」とFacebookでは称して連載していた。神々しい場所ばかりでなく、多くの人の血と汗が注ぎ込まれている「城」もパワースポットだと思う。

 訪問した城は「丸亀城」「宇和島城」「松山城」「新高山城(小早川隆景)」「備中松山城」
 山城から平山城まで様々だったけど、よくもまあこんな山の上に城壁、石を担ぎ上げたもんだ、とその労働力の偉大さに驚く。どれだけの人力と工夫があったのだろうか?と。自分でやるとしたらどうしたろうか?とも。

 「人は城、人は石垣、人は堀、情けは見方、あだは敵」

 武田信玄の言葉という。
 昨日の今年の大河ドラマの初回。家臣に裏切られていく後継「勝頼」が描かれていた。信玄は自らも城を築かず、領内にも城を新設しなかったとか。物理的な強固さを誇る城壁よりも、忠誠心と人心掌握こそが国の礎、というのは現代でも通用する組織論ですな。
 城は作っても、作らなくても、要は人心の集中と忠誠が、大切。
 多くの戦国大名が城を築いた、というのは結果ではなくて、そうした人心の集中が計れていないと不可能だったと思いますよ。
 城って戦の道具の基本ですけど。数百年たって、文化財然してます。でもその機能美、そして様式美。そしてベースにある忠誠心と人心掌握術。経営者として歴史の勉強だけでなく、いろんな意味で示唆を与えてくれますね。


国府田産業HP
 
備中松山城は、まさに天空の城雲の上にある

急峻な山、途中サルたちが闊歩していたくらい

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